◆2015.8.4

★今年の梅仕事

 口に出して言うのもうんざりする、連日の暑さ、猛暑。しかし、この猛暑を待っていたものがある。そう、梅干し。昨年は少し例年と作り方を変えたが、今年は従来どおりにこの時期に梅干しすることにした。量も今年からは5キログラムと少ない。昨日の朝から干し始め、今回は明日の朝に取り込む。干す時間を少し短くして、水分が抜けすぎないようにしようと思っている。今回の梅干しは、まあまあの出来といったところで、一年半から二年したら食すことになる。

 今日は、8月4日で、ごろで箸(はし)の日だそうだ。最近では、この日に箸供養や行事が行われる地域があるようだが、毎日世話になっている箸を大切に思う気持ちがいい。このシンプル極まりない二本の棒である箸を使って、日本人は何でも器用に食べてきた。箸があったからこそ、繊細な和食文化が生まれ、根付き、海外にも普及しているのだと思う。シンプルゆえにその人に合った箸に出会うのも難しいかもしれない。私は20年以上、今の黒檀の少し太めで重めの箸を使っているが、心地よい。細い塗り箸は一番使い勝手が悪い。自分の箸の次に使いやすいのは、割り箸だ。きちんと真っ二つに割れ、バリが出ないものでないといけない。外で蕎麦やうどんを食するときは割り箸に限る。もちろん、国産の端材利用した環境に優しい箸でないといけない。(EOS 5D3)
 

夏の暑さを凝縮して、この梅たちは「梅干し」になる

梅干しの ひとつばかりも 遠し秋
立秋を 待った先にも 暑さ待ち

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