2015年08月25日

オスプレイ夜間訓練

 20日に飛来したオスプレイは、今日になり、夕方、暗くなってからも夜間訓練と思われる飛行を厚木基地上空で繰り返していた。飛来の理由は当初、昨年初飛来したときと同様、富士方面の演習場で離発着訓練を行うため、それに伴って厚木基地に飛来したということだった。しかし、今日のような大和市を中心とする厚木基地周辺での夕方から午後8時ごろまでの夜間飛行訓練は知らされていない。1機と思われるオスプレイが厚木基地基地から北側相模原市・町田市方面まで行き右旋回し、横浜市瀬谷区・泉区、藤沢市方面から再び大和市へ着陸せずに戻る、という周回飛行を少なくとも20回は繰り返していたと思われる。その様子は自宅(大和市南林間)マンションのベランダからふつうに見えてしまうのだ。
 以前にも書いたが、大和市は現在も住宅が密集しており、人口密度で言えば次のとおりだ。
  人口密度2015.04.01現在
  神奈川県大和市(厚木基地) 8,586人 ※相模原市 2,199人、 藤沢市 6,035人、横浜市瀬谷区 (8/1現在)7,297人
  東京都福生市(横田基地)   5,733人
  沖縄県宜野湾市(普天間基地)4,789人
  山口県岩国市(岩国基地)   873人
 グーグルマップなどで見てもらえばわかるように、厚木基地の周辺は、ほとんどが住宅街であり、それも高密度である。オスプレイは最近では5月にハワイで墜落事故を起こしている。これだけ頻繁に墜落する飛行物体の安全性など信じることはできない。この飛行物体はどこであろうと飛んではならないシロモノなのだ。昨日の未明、お隣り、相模原市の米軍施設で起きた爆発火災事故など含め、アメリカ軍施設整備の安全管理には相当問題があると思われる。
 これは、日米安保条約とか地位協定とかの話以前の、その周辺に住む人のふつうで安全に暮らす権利が脅かされるという、とんでもない事態である。誰が考えても地域住民の危険な状況を放置したままの安全保障も集団的自衛権もへったくれもない。「国家優先」の社会が進行していく中で、やはり「個人尊重」の現行憲法の精神を守りきらねばならない、と思いが増す今日の一日であった。(EOS 5D3)

午後6時前に捉えたオスプレイ

次の動画のひとコマを切り取った
プロペラの先端にそれぞれライトが付いており、輪になった光跡が見られる


(YOU TUBEにもアップしました)
午後7時4分ごろの様子
この飛行を20回は繰り返していた
いずれも自宅ベランダから

飛んでならぬ ならぬものは なりませぬ