◆2015.9.4

★終夏始秋・稲村ケ崎夕景色

 9月の初めは夏の名残りがあって、江ノ島付近の海岸には海の家が、まだ取り壊されずにあったりする。そんな情景を撮ってみたいと車を走らせたが、ふと、今日のこの天気であれば、夕焼けが見られるかもしれない、と江ノ島は取りやめ、稲村ケ崎に向かうことにした。晩秋のようなすっきりとした空ではないが、湿気を含んだ空気を通して太陽と西の空は次第に赤味を帯びてくる。稲村ケ崎から見る江ノ島と富士は定番のショットだが、何度撮っても飽きることはない。しかし、今日の富士は日が沈む直前に仄かにシルエットを見せたきりで、すべて役者が揃った状態ではなかった。それでも、久しぶりに見る夕景に心踊らされ、シャッターを何度も切ることになった。こうして、秋は進み行き、儚い時の流れをまた感じることになるのだろう。(EOS 5D3)
Kamakura Inamuragasaki
日没直前の稲村ケ崎から見た江ノ島方面
太陽の左下の少し富士のシルエットが見える
Kamakura Inamuragasaki
サーファーお兄さんが信号待ちしていた
西日が赤くなってきた
Kamakura Inamuragasaki
海を次第に黄金色に染めていく
Kamakura Inamuragasaki
ボート遭難の碑とともに
Kamakura Inamuragasaki
スケッチしている白人の女性がいた
Kamakura Inamuragasaki
この沈みゆく太陽が創り出す黄金色の織物がいい
Kamakura Inamuragasaki
海岸の岩に当たる波も輝く
Kamakura Inamuragasaki
夏の終わりを惜しむかのようにサーファーが波に乗る
Kamakura Inamuragasaki
日没10分前が最も美しい
Kamakura Inamuragasaki
太陽が欠けてきたところで富士が少し浮かび上がってきた
 
日没直前、富士はようやく形がはっきりしてきた

そして、秋が始まる

夏終わり 稲村ケ崎 秋を知る

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