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9月の初めは夏の名残りがあって、江ノ島付近の海岸には海の家が、まだ取り壊されずにあったりする。そんな情景を撮ってみたいと車を走らせたが、ふと、今日のこの天気であれば、夕焼けが見られるかもしれない、と江ノ島は取りやめ、稲村ケ崎に向かうことにした。
晩秋のようなすっきりとした空ではないが、湿気を含んだ空気を通して太陽と西の空は次第に赤味を帯びてくる。稲村ケ崎から見る江ノ島と富士は定番のショットだが、何度撮っても飽きることはない。しかし、今日の富士は日が沈む直前に仄かにシルエットを見せたきりで、すべて役者が揃った状態ではなかった。それでも、久しぶりに見る夕景に心踊らされ、シャッターを何度も切ることになった。こうして、秋は進み行き、儚い時の流れをまた感じることになるのだろう。(EOS
5D3) |
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日没直前の稲村ケ崎から見た江ノ島方面
太陽の左下の少し富士のシルエットが見える |
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サーファーお兄さんが信号待ちしていた
西日が赤くなってきた |
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海を次第に黄金色に染めていく |
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ボート遭難の碑とともに |
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スケッチしている白人の女性がいた |
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この沈みゆく太陽が創り出す黄金色の織物がいい |
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海岸の岩に当たる波も輝く |
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夏の終わりを惜しむかのようにサーファーが波に乗る |
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日没10分前が最も美しい |
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太陽が欠けてきたところで富士が少し浮かび上がってきた |
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日没直前、富士はようやく形がはっきりしてきた |
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そして、秋が始まる
夏終わり 稲村ケ崎 秋を知る |
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