2015年10月14日

東京湾景

 先日、築地市場を見物に行きましたが、今回は豊洲に建設中の新市場の様子を見に行ってきました。関係者でも何でもないのですが、ついでのことです。無くなっていくものと、新たに出来上がってくるものと、その両者の対比を暖かく見守っていきたい気持ちです。多分、建設現場は地上からではよく様子がわからないはずですので、ここだけでは写真的には面白くありません。
 そこで、近くの晴海埠頭に寄ってから行くことにしました。以前、仲間由紀恵主演の「東京湾景」という東京湾岸に働き、暮らす男女の恋愛ドラマがありましたが、それから10年余り、東京のウォーターフロント臨海副都心は次々とビルが建ち並び、未来都市の様相を呈しています。さらにまだまだ余地を残しており、ビルが埋め尽くしていくことになるのでしょうか。
 ここは築地と違って観光客はほぼいませんでした。コンクリートと金属でできた無機質な造形はそれなりに美しくも感じますが、人気(ひとけ)のない空間ほど息苦しい世界はないですね。人でごったがえした下町の雑踏の方がまともに空気が吸える気になります。新たな魚河岸は果たしてどれだけ人に馴染む空間になっていけるか、時間をかけて人がそこにいても居心地のよいものとして、血や肉を注ぎ込み創りあげていってほしいものです。(EOS 5D3)

晴海埠頭送迎デッキの先端にあるオブジェ
レインボーブリッジから芝浦方面を見る
夕景、夜景にいいだろう
勝どき駅から都バスでやってきた

晴海埠頭客船ターミナル待合所
人っ子ひとりいない

送迎デッキにある夜間照明のオブジェ

私以外に観光客はいない

客船ターミナル

この辺では順光となり空が青く映る

風があって、池の水がなかなか鏡面になってくれない

客船ターミナルを別角度から
調べるとこの晴海には「にっぽん丸」がたまに来るが、客船は滅多に来ることがないようだ
施設は立派だが利用されなければ意味がない

遠くに東京タワーが見える

オブジェと東京タワーとウミネコだ

レインボーブリッジを背景にウミネコが散歩

ゆりかもめに乗って「市場前駅」に着く

豊洲新市場の建設現場

海側には桟橋ができるようだ

まだまだ骨組みだけの部分も多い

この付近は水産物の仲卸売場になると思われる

道路の反対側は卸売場の予定だ

この付近はかなり進行している

この付近はまだまだ
いずれにしても巨大な施設になっている

これは豊洲市場のとなりにあるもの
焼却用の煙突にしては焼却施設がないので、排気塔か

先ほど見物してきた晴海埠頭客船ターミナルビルが見える

お台場方面

新市場方面を振り返る

こんな雑草でも緑があるとほっとする

こちらがススキの原になっている

結局、ゆりかもめの「有明テニスの森駅」まで歩いてしまった
普通の人には大した距離ではないが、私にはかなりきついものだ

ゆりかもめと地下鉄を乗り継いで帰ることにする

臨海の 未来都市では 息つけず