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ようやく太陽が青い空の中にあった。コスモスはもう終わったけど、まさしく小春日和の穏やかな日差しの午前であった。何となく遠出を躊躇して、地元のいつもの公園だ。ずっと何度も当たり前のように四季を繰り返す、この日本の豊かな自然が愛おしいとつくづく感じる。
しかし、こんな平和があっという間に崩れてしまうのを、それも自然によってではなく、人の手によってあっけなく崩れ去ってしまうものなんだ、とパリの再びのテロの惨事を映すテレビを見て感じた。テロとそれに応酬する復讐という憎悪の連鎖は、いつまで繰り返されるのか。フランス政府は直ちにシリアのイスラム国の要地を報復空爆し、連鎖を拡大させる選択をしてしまった。「テロに屈服しない」とはこんなことを繰り返すことなのか。
今の安倍政権は、欧米と歩調を合わせるらしいが、ここで集団的自衛権を持ち出すことはないだろうが、皆無ではないだろう。日本はここで、「無益な軍事的報復は止めるべきだ」と声高らかに言える数少ない立場にある国だ。どんな軍事的攻撃をしてもテロリストを根絶やしにすることは不可能だ。欧米流ではない普遍的な思考のできる者のみによってしか、この問題は解決されない。
しかし、そんな賢者は21世紀になっても現れそうにない。いや、21世紀になって、暴力に頼らない平和主義を貫き通す賢者、聖人がますます現れにくくなっているのだろう。暗澹たる21世紀が連綿と続きそうである。(EOS
5D3) |
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公園で暮らす野良たちは、これから冬を乗り切らねばならない
今日の穏やかな一日をありがたく感じている、のだろう |
落ち葉が撒かれたように地面を覆っていた |
少しだけ紅葉し始めたカエデがあった |
池にクヌギの落ち葉が吹きだまっていた |
コナラの葉もいつの間にか、ほとんど散ってしまった |
午前の日を浴びて、ジョロウグモが獲物を待ち構える |
蕗の葉に何のチョウだろうか、朝日を浴びている |
こういう自然の贈り物が好きだ |
ヒドリガモのお尻は可愛い |
水路に枯葉と空き缶が引っかかってしまった
なぜか、こんな光景も好きだ |
スイレンの葉の残る池には太陽が映っていた
晴れ渡る 小春日和に 平和なく |
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