2015年12月08日

鎌倉・紅葉彩々

 晴れの予報となった鎌倉の天気はいつまで経っても晴れ間を見せることなく、そんなに暗くはないが雲がずっと覆っていました。9時前には到着していましたが、日が差す見込みはありませんでした。
 まずは、定番の円覚寺です。今年は色づきがよいとの評判で、朝から多くの観光客が訪れていました。曇りの日は空を入れると真っ白になってしまい、紅葉の色彩が安っぽくなるので、なるだけ空を入れずに撮ることにしています。もっとも、私は部分描写が多いから、空を意識して撮らない限り、そんなには空が入ることはありません。
 さて、円覚寺の紅葉は立派できれいなことは確かなのですが、たまには紅葉の季節に人があまり訪れないお寺にも行ってみたいと思っていました。円覚寺の後は、鎌倉駅の南東方向にある大町地区のお寺をいくつか歩いてみました。日蓮が有名な立正安国論を書いた寺で知られる「安国論寺」が今日の念頭にありました。
 そして、現場では、近くの上行寺、妙法寺、長勝寺と日蓮宗の寺ばかりを訪れることになり、いずれも初めて訪れる寺ばかりでした。近くのコインパークに車を置いて歩いたのですが、足が持ちませんでした。もう少し足を伸ばせば未踏のお寺にまだ行けたのですが、次回の楽しみとしましょう。それにしても、彩り鮮やかな紅葉は、やはり心躍らせ、日本人ばかりでなく、多くの外国から観光客にも日本の四季を愛でてもらうことができて、うれしいことですね。(EOS 5D3)

私は「とりあえず」、円覚寺に参拝する

ずっと以前は円覚寺の境内であった場所を横須賀線が走る

そして、山門だ
ここはオレンジだ

散り始めたモミジもすでにある

選仏場の壁

居士林の紅葉は一番の人気かもしれない


大方丈前の石仏群がいい

妙香池脇に残るススキ

妙香池
鎌倉独特の砂岩質の崖に味わいがある


佛日庵方面から池方面を見る

ここも妙香池周囲


この妙香池周りが最も美しい紅葉となっている

日が照らないため、鮮烈さはないが、穏やかな紅葉を愛でることができる

大方丈前の門

山門がモミジで覆われた

イチョウとモミジの黄葉&紅葉コラボ?

こちらは鎌倉市大町の安国論寺山門
名前だけは知っている「立正安国論」を日蓮が書いた寺だ

イチョウの葉が苔の庭に散らばって美しかった

ドウダンツツジの上にも

本堂前

安国論寺本堂
メザシの土光敏夫さんの墓所があるという


安国論寺日朗上人荼毘所

鎌倉市材木座の長勝寺
六地蔵があった

長勝寺法華堂

法華堂横

法華堂前手水舎の屋根


長勝寺墓地階段上の石灯籠

長勝寺の駐車場付近に、真っ赤に熟した丸い柿がたわわに成っていた
秋もこれで本当に終わりである

燃え盛る もみじも人も 明日知れず