2016年02月03日

日向薬師そぞろ歩き

 神奈川県伊勢原市の日向薬師には、近くの大学病院に定期的に通院しているため、気が向くと足を伸ばして周辺を歩くことがある。まだまだ寒い山間部は、山の頂きの方には積もった雪が見える。5年前から始まった日向薬師の本堂の大修理は今年の秋には完了する予定になっている。すでに茅葺の屋根が出来上がっており、足場からの見学会もときどき実施されている。
 今日は参道から階段を少し上がって、山門の仁王像を撮り、少し先まで登ったところで、あえなく力尽きて引き返した。不規則な石段や自然の岩を刻んで階段状にしてあったりと、私の不安な足ではまだ上の本堂までの到達は困難だと思った。車に戻り、迂回して本堂に行くことにした。この参道の階段の昇り降りができたとき、私の体調、体力が回復したことになるのだろう。この季節はとにかく人が少なく、工事中でもあり、閑散としている。この寒々とした空気の中にいるのもたまにはいいものだ。病院での血液検査は正常値だったので、酒でも買って帰って、ゆっくりと温まることになっている。(EOS 5D3)

日向薬師山門仁王像吽形像
ここの山門には網などが掛けられていないため、姿をきちんと撮れる

参道入り口にある石仏
この石仏に見送られて本堂を目指すのだが・・・

参道わきの石垣
マンリョウだろうか、赤い実がアクセントになる

やはり、参道途中に無人の販売所
農家の自宅で採れたものばかりだろう

参道、階段登り口にある道しるべ
双体地蔵がかわいい

山門だ

ちょっとズームリングを回しながら撮ってみた

ここの吽形像がお気に入りで何回も撮っている

山門を過ぎた参道の土手にも石仏がある
供えられた花が唯一色彩を感じる

砂岩だろうか、岩を削って階段にしてある
擦り減ったさまがいいが、歩きにくい

ところどころに太い杉が立ちはだかっている

途中で参道から引き返し、
近道で車を置いたバス停留所までもどる
農家の畑の大根が実っていた

街道脇にある庚申塚と道しるべ

雪を頂いているのは大山の一部だろう

車で迂回して、薬師さんの本堂近くに来る
寒空の中で露店の休憩所がある

境内に祀られた地蔵群

本堂境内は、この秋9月までの予定で「平成の大修理」を行っている

ツバキの花と実?が落ちていた

本堂前にある山号の石碑

付近の木々はまだ冬らしく枝葉を落としたままだ

節分に 薬師参りて 膝痛み
はたと気づくや 誕生日かな
還暦を ひとつ過ぎたか 駆け足で