2016年02月11日

野鳥に会いに行こう

 いつもの公園大和市の泉の森では、祝日のせいか、野鳥たちがのんびりと人間と同様に散歩に来ていました。そんなはずもありませんが、いろいろと野鳥たちを見つけることができました。今日のとっておきは、エナガです。スズメよりも小柄な体で、丸いクリッとした目と小さなおちょぼ口のようなくちばし、体の割に長い尾を持っています。オナガ(尾長)は別に少し大きな鳥がいますが、なぜかエナガ(柄長)というんですね。とにかく小っちゃくて可愛いものです。籠の鳥ではない、自分の力で命を育んでいる野鳥たちは、たとえ、カラスやハト、ムクドリなど害鳥といわれるような鳥でさえも愛おしく感じます。
 害鳥とされるものの多くは、人間が原因となって、人間にとっての「害」になっているだけであって、彼らには何の悪意もなく、本能のままに生きているにすぎません。鳥に限らず、イノシシやニホンザル、シカ、ハクビシンなど田畑などを荒らす動物たちは、本来、人間と野生動物たちのテリトリーは暗黙のうちに侵さないことになっていたものが、人間から先に彼らの領域を勝手に浸食していったことが生態系を崩した一番の原因となっているはずです。人間によって、破壊され、搾取された自然環境の中で彼らは、最低限生きるための手段として人間界に立ち入ってきているだけです。まして、小柄な野鳥たちはカラスやハトに脅かされながら、小さな命を連綿と紡ぎ続けていると思うと、よりいっそう、愛おしく感じます。ちょっとした森林公園に行けば、必ず健気な彼らの生の営みを垣間見ることができます。森へ行き、野鳥に会いに行きましょう。(EOS 5D3)

エナガはこのぷくっとした体型で、ちっちゃなクリッとした目と口がいい

スズメよりも小柄だが、尾が少し長い

偶然、飛び立ったところが撮れた

これはいうまでもなく、スズメ
スズメも意外と撮影が難しい

ツグミに会うのも久しぶりだ

キセキレイが水辺を跳ねている

やはりキセキレイ、水を求めている

よくいるはずのシジョウカラも会わないときには、全く会えなくなる

メジロだ
この葉の裏にある実を食べに来ている

コサギが公園の電燈に停まった

おっ、飛んだ

鳥と人 いい関係で いつまでも