2016年03月10日

春寒の候

 またも写真を撮る機会を逸しています。天候と足の調子に左右されますので、タイミングが合いません。何とか今日は、かろうじて雨は止み、いつもの公園をほんの少し歩いてみることができました。寒さが冬に舞い戻り、雲に覆われた空のもと、ようやく咲き始めたオオカンザクラの花を縮こまらせているようです。
 明日は、3月11日、あの震災の日から5年が経とうとしています。夕べ「遺体 明日への十日間」という映画をCATVで見ました。映画とはいえ、壮絶な現場を想像することができるルポルタージュに基づくリアルなものでした。被害の実態がわからない中で仮の遺体安置所となった体育館には、ブルーシートにくるまれた泥だらけの遺体が次々と増えていく。子どももいる、妊婦もいる。若い市の職員はその凄惨な状況を目の前にただ茫然と立ち尽くすのみ。そして、安置所の現場対応に当たるその若い職員たちを励ましながら、ボランティアを申し出て、遺体と対話しながら丁寧な扱いをする元葬儀社社員役に西田敏行さんが熱演しています。涙が止まりませんでした。報道を通してだけでは見ることもない非日常の世界がそこにあったことを改めて思い知らされます。また、今日は71年前に東京大空襲のあった日です。1回の空襲で10万人余りの一般市民が亡くなりました。自然災害であろうと戦災であろうと、人間の英知がもっと働けば、いずれもここまでの被害にはならなかったでしょう。そして、明日は父の命日でもあり、花を手向けに行きたいと思っています。(PowerShot S100)

引地川沿いにほんの数本のオオカンザクラが植えられている
ほぼ満開のようだ

寒々とした空のもと公園は静かだ
遠くにサンシュユの花が咲いている

春に咲く黄色い花は気持ちを前向きにさせてくれる

花咲きて 思いめぐらす 震災日