2016年05月01日

八十八夜の贈り物

 ゴールデンウィークの真っ只中、世のお父さん方お疲れ様です。お母さん方、子どもと夫がしばらく昼間もいますが、お疲れ様です。今日は夏も近くづく八十八夜ですね。一番に摘まれたお茶はさぞおいしいことでしょう。以前、この季節に富士市に行きましたが、お茶がほんとにうまかったです。
 さて、この時分になると発生するタカラダニという無害と言われますが、その生態も詳しくはわからない小さな真っ赤な虫がいます。近くの木々から風に乗ってやってきるのでしょうか。ベランダの手摺りやコンクリート部分に10匹ぐらいがうごめいています。2ケ月もすればいなくなるのですが、気持ちはよくないですね。自然の営みというのは、人間が把握できているのはごくごく一部でしかありません。地震にしても気象にしても、明日何が起きるなんてわかる科学者は誰もいないのが現実です。
 報道番組で誰かが言ってましたが、地震学は科学でもなければ、非科学でもない「未科学」なんだという話にちょっと納得しました。地震学はまだ科学には至らない未熟な段階にある学問だということですね。「わからない」ということをすぐに認め、それでも科学的な究明を続けることが、この地震大国日本に課せられた宿命なのでしょう。優秀な人材と研究費をもっとつぎ込んでもいいはずです。もちろん、結果を出さねばなりませんが・・・。(EOS 5D3)

1ミリメートルほどのタカラダニ
マクロレンズで撮影し、ピクセル等倍近くに切り出してやっとわかる程度

常に動き回っていて、何かを探しているようだ
花粉などをエサにしているという説もある

夏近し 茶摘みの唄も 遠き日々