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昨日は5月3日、憲法記念日でいろいろ思うところがあったが、写真のネタがなかったため、今日のみどりの日にかこつけてみた。体調が悪かったので、ちょっと久しぶりの外出。この連休中も大和市の上空は米軍厚木基地の軍用機が騒音を撒き散らしている。今日が「みどりの日」として国民の祝日となっているが、4月29日が元は昭和の天皇誕生日で祝日であったのが、亡くなってからはゴールデンウィークを維持するために、この日をみどりの日としたのだ。しかし、昭和天皇の存在を神格化したかったであろう勢力がこの日を「昭和の日」に変更した。みどりの日は、それまでただの国民の祝日だった5月4日をみどりの日として、昭和天皇が植物を愛好したことをこじつけたようである。つまり、かなりいい加減な成り行きの産物だ。
こうしたこじつけを行う人々が憲法改正だと叫んでいる。戦後、アメリカからの押しつけだ、現状に合わない、などという理屈が主だ。一方、護憲派や9条を守る会などは、この憲法があったから戦後日本では戦死者をひとりも出さなかった、として改憲に反対する。しかし、基本法としての憲法は何のためにあり、何を目指すために、この憲法を改正し、あるいは、改正しないのか、それが国民にとって明確に理解できる説得性がなく、双方の言い分はこれまでの焼き直しばかりで、何も新たなものが見えて来ない。互いに罵倒し合うのが楽しいだけとしか思えない。
NHKの憲法改正の必要性についての世論調査では、「改正する必要がある」が27%、「改正する必要はない」が31%と改憲反対派が上回っている結果だ。しかし、重要なのは「どちらともいえない」が38%と最も多数派になっていることに注目する必要がある。つまりは今の段階で賛成とも反対とも判断すべき確固たる理由が見い出せないというのが本当のところだろう。一般国民は、憲法改正について根本的なところを理解しにくい状態が続いている。それぞれの立場になれば、一方的な見方しかしないので、双方が譲歩する接点は永遠に見い出せないだろう。
では、憲法などというものを抜きにして、それぞれの人々はこの国をこの世界を、そして全世界の人々をどうしたら平和で幸福な日々を過ごせるのか、という基本からの議論を出発させてほしいものである。法などというものは、単なる道具であり、目的ではない。絶対的に正しい価値観などは存在し得ないと思う。根本に関する議論は、時間を要するものだ。恣意的で感情的な議論は不毛にしか過ぎない。
アメリカの大統領選挙では、共和党のトランプ候補者がどうやら党で指名されそうな状況になってきた。政治家ではない不動産王のトランプ氏のアメリカ人の本音とも言える発言が共感を呼んでいるようだ。民主党ではヒラリー・クリントン氏が選ばれそうではあるが、多くの支持や人気を集めているわけではない。いずれの候補者も帯に短し襷に長しといったところのようだ。
世界は経済の低迷とテロの応酬で混沌とした無秩序な状況に突入しようとしている。それぞれの国家の権益を守ることに必死になり、個人という最も尊重すべき構成員をないがしろにしがちな傾向がより顕著になりつつある。2001年の同時多発テロから世界が大きく変わってしまったことを痛感する。(EOS
5D3) |
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夕べの荒れた天気から台風一過のような清々しい空と緑だ
昭和天皇が愛した緑は、手垢のない緑だったはずだ |
厚木基地近くの公園
米軍のヘリコプターが飛び、戦闘機も来る
そして、連休中なのでマニアも押し駆ける |
昨日の自宅ベランダからの戦闘機 |
同じくオスプレイ
何の事前通告もなくやたら飛んで来るようになった
人はまず 謙虚になって 話を聞く |
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