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午後の陽射しは強かったのですが、いつもの公園では緑が覆っており、その緑陰のもとでは涼を感じることができます。伊勢志摩サミットが始まり、安倍さんは得意気に他の6ケ国の首脳たちを伊勢神宮の入口で迎えていましたね。経済、テロ、難民、北朝鮮、中国など課題はいろいろあるのでしょうが、各国の思惑はそれぞれなので、大きな成果は期待できないでしょう。ただ、顔を合わせて集まることは大切ですね。明日のオバマ大統領の広島訪問は注目したいところです。
さて、国内的には、舛添東京都知事の政治資金の公私混同による、不正流用問題で連日お祭り騒ぎですね。もはや、怒りや滑稽さを通り越して、憐みすら感じます。もちろん東京都民に対しては、気の毒としか言いようがありません。こんな人しかいなかったというのは、悲劇です。元検事の弁護士という「第三者による厳しい目」による調査結果が、どんな顛末になっても都民は大して期待はしていないでしょう。
それにしても、日本のマスコミというのは、「みんなで叩けば怖くない」方式の報道、というよりニュースショーが多すぎます。ジャーナリズムであれば、独自の取材を積み重ね、巨悪を追及していく孤高の姿勢が必要なはずです。しかし、今のマスコミは、NHKのクローズアップ現代やテレビ朝日の報道ステーションなどの問題があって、政府側に少しでも都合の悪いことが報道されれば、電波を止めることも辞さない政府の圧力に屈して、毒にも薬にもならない自粛ムードの「報道番組」ばかりになってしまいました。週刊文春のようなスクープがあれば、それに向かって、各局、各新聞は政治でも芸能でもいっしょくた扱いの内容のないものばかり取り上げ、祭り化してしまいます。国は自国を守ることに必死になり、企業や組織も既得権益を守りたい。そして、個人はノーと言えずに、いつか来た道をまた歩み始めるのでしょう。このフラストレーションを打破できるのは、若者しかいないと思います。未来を託すことができるのは、彼らしかいないのであれば、彼らに賭けたいですね。(PowerShot
S100) |
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