2016年10月22日

今日の空

 血液検査でCRPという項目があり、その値が急に高くなった。体のどこかに炎症や感染症が発生しているときに数値が高くなる。手術直後は当然に高くなるが、次第に正常値範囲に戻っていくものだ。一旦、正常値になったものが急に高くなったため、細菌による感染症を危惧する主治医同士のやりとりのため、手術をした病院ともともと通院している病院を紹介状を持って、何度も往復した。その都度、妻や兄やその娘に付き添ってもらい、通院疲れをした。
 1週間経過したら、正常値に戻った。なぜ上がったのか、なぜ下がったのかは不明のままだ。少しよくなったかと思ったら、今度は激しい悪寒に襲われ、全身の力が抜けてしまい、昨日一日中寝ていた。ようやく今朝からは調子が上がってきた。車の運転も少しずつ再開している。
 久しぶりに一眼レフを持って、平地を歩ける近くの公園に行った。厚木基地の北側にある軍用機マニアの集まるメッカだが、ここぐらいしか来れない。5分ばかり撮影してすぐに帰宅した。無理をして体をこわすとまた妻の手を煩わせることになる。自分としては、筋トレをし、リハビリをしているつもりだが、妻には危なっかしく感じるらしい。それは当然のことだろう。まだまだ不完全すぎる体だから仕方がない。
 今日の空といっしょで、晴れ間が出ると思いきや、やはり厚い雲が立ちこめるどんより空のままである。時間だけは経過するが、時がどこかで淀んでしまったような錯覚に陥る。気持ちのよい秋晴れの日は来るのであろうか。そればかりを期待する日々である。(EOS 5D3)

青空だった日々が過去のものになりそうだ

公園のベンチには子どもが遊んだあとの花が残されていた

この終わりそうなコスモスに愁いを感じる

もうひとつの花は、このヤナギタンポポだろう
晩秋の草むらに明かりがともるようだ

雲垂れて やっと起こすか このからだ