2016年12月25日

メリー・クリスマス

 大和市南林間にはカトリックとプロテスタントそれぞれの教会があり、ともに戦後まもないころからある教会で、自宅から徒歩圏内です。今日はクリスマス。妻の知人のカトリック教会関係者からクリスマスの飾りがきれいですよ、と連絡があり、夕方に妻と行ってみました。
 私たちそれぞれの実家は、浄土宗の檀家であり、キリスト教とは無縁です。だからといって、仏教も大して信心深いわけではありません。多くの日本人と同じく、何となく宗教とかかわっているだけで「信者」ではありません。どちらかといったら、私は宗教には懐疑的にならざるを得ません。
 平和と愛を基本とする全宗教が過去から現在に至るまで殺し合いの連続です。まして、カトリックは植民地支配の道具になってきました。そんな宗教がいくら「愛を」と言っても信用するわけにはいきません。イスラム教もそうですが、多くの宗教は人々を何かに向かわせる熱狂のパワーがあり、人を救うことと命を落とすこととの危険な両刃の剣です。
 しかし、為政者ではない神と言われる見えない存在によって安堵や幸福感を得ることができるのなら、それらを信じる人たちの信心を否定することまではしたくありません。平和で愛が満ちている限り、許容する心は持っていたいですね。無理にそれらを奪ったり、強要することは争いのもとになります。信じるものだけが救われればそれでいいのです。
 クリスマス飾りといっても都会の商業的なものとは全く異なり、質素そのものです。南米やフィリピンなどカトリック系住民が多い大和市では、この教会にそれぞれの民族の時間にミサがあったりします。今回のクリスマスは、フィリピンのクリスマス飾りだそうです。信心はありませんが、聖夜を尊重したいと思います。メリー、メリー・クリスマス!(PowerShot G7X2)

大和カトリック教会、聖堂の内部

各国語の情報ペーパーが置かれている

午後5時前はすっかり陽を落としてきた

質素だが気持ちのこもったクリスマス飾り
幼稚園が併設されており、海外の子どもたちも含めてクリスマス会が行われている

キリスト降誕の場面を再現している

底冷えの 夕暮れ深き クリスマス