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正月2日の今日は、実家近くの神社へ初詣しました。すっかり「オーソドックスなお正月」(今どきは「ベタなお正月」でしょうか)を過ごしています。私が子どものころには凧あげも独楽回しもまだやっていたものです。現在では凧が揚がっているのを見るのは皆無になりました。畑や空き地がないから凧も独楽もできませんね。女の子の鞠つき、羽根つきも見ません。時代や環境が変わったとはいえ、江戸時代から続いていた情緒豊かな日本文化を絶やすのももったいないですね。昨日のおせち料理の続きのような話です。
しかし、初詣だけは老いも若きも近所の神社やメジャーな社寺に行くのは変わらないのですね。ご利益や願いをかなえるため、現実的な初詣なのでしょうか。親戚に神田明神の氏子になっている神保町の古本屋の者がいますが、仕事始めの数日間はビジネスマンで長蛇の列になるそうです。氏子たちは特別の「パスポート」で行列とは別のところからお参りできるようにしてもらったそうです。かくも初詣で求めるのは現実の「利益」であって「ごりやく」ではないのです。商売繁盛とはいえ、「ごりやく」はあくまで、神や仏からの恵みをうけるものであって、「マネー」や「ビジネス」には直結しません。
しかし、様変わりはしてもどこかで古くからの習慣の名残をとどめ、日本的だなあ、と思わせてくれるのが少し嬉しく感じています。(PowerShot G7X2) |
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深見神社、歴史は雄略天皇まで遡るとの説もある
子どものころの遊び場のひとつであった |
近所のお兄さんが仕事を辞めて、神主になって久しい
ローカルな話題だ |
ここは「厚木空(そら)神社」
戦時中、厚木航空隊(現厚木基地)に設けられた殉職者のための神社を移設した |
おみくじを引く参列者がもっとも列をつくっていた |
お神酒をふるまう巫女さんは手持無沙汰のようだ
初詣 願(がん)の割りには 銭少し |
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