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このところ散歩もさぼり気味ですっかり体がなまっている。人は易きに流されるものである。筋肉トレーニングも毎日やっているわけでもない。情けないが、オリンピックを目指すアスリートのように摂生し、精進する忍耐力があるはずもない。ただの老いつつあるジジィに過ぎない。だから何とか好きな写真にかこつけて体を鍛えることを断続的でもいいから実行するしかない。膝周りを鍛える筋トレ、例えば仰向けになって膝を立て、臀部の筋肉に力を入れる、とか、同じ姿勢で片脚ずつ少し浮かせる運動など何種類か腰や膝に負担を掛けずに筋力を増強するトレーニングを10分から20分続ける。その前にテレビ体操でやっている「みんなの体操」や「ラジオ体操第一」などもやる。これを午前中の早い時間帯に掃除の後(私は我が家の掃除係だ)などにやる。これを3か月継続すると筋力が付いたことが実感できる。しかし、ある程度達成するとさぼり気味になる。まだまだ習慣になっていないのは精進が足りないためだ。
さて、前置きが長くなったが、午後にはやや寒い中、駅を二つばかり歩いてみた。小田急の江ノ島線は、駅と駅がそんなに長くはない。南林間の自宅から中央林間駅まで歩き、ちょっと休憩してから東林間駅を目指す。ほぼ線路沿いに歩けるので、大きく迂回することはない。自宅からせいぜい3.5kmほどである。これでも今の私には「大冒険」の距離なのだ。帰りは電車に乗って帰る。帰りも歩くには、さらなるトレーニングと長い休憩が必要だろう。合間に撮影した写真はグーグルのストリート・ビューを見るようなつまらぬものばかりだった。歩いた足跡を記録するためのものでしかない。そんなつまらない写真でも生理的に撮りたい欲求があるのだ。ばかげているが、長年、写真をやってきた性(さが)であろう。こうして、体を少し鍛え、まともに写真を撮る気力を充実させていくことにしている。そんな日常を繰り返しているのだ。(PowerShot
G7X2)
森友学園の国有地格安売却問題がマスコミを賑わすようになったのはいいが、本質に迫ることができていない。現段階では、森友学園が国粋主義的教育者を気取り、安倍総理大臣と夫人を巻き込み、宣伝材料にして計画した大がかりな詐欺事件だろう。財務省や大阪府が「安倍物件」として、役人の自己保身を図ったうえのお粗末な格安値引き契約と小学校認可という顛末っぽくなっている。安倍夫妻は被害者だという構図に置き換えようとしている。本質は、やや長期化してきた安倍政権の「おごり」であろう。組織のトップは好調で支配期間が長くなれば、次第に淀み、驕り、周囲の声が聞こえなくなっていく。まして、国のトップはごく短期間で淀んでしまう。4年間が限度であろう。安倍政権は4年3か月になろうとしている。人材不足であろうと、多少の混乱があろうと交代する時期になっている。たとえどんなに有能で人望があろうと高潔であろうと長期政権など不必要だ。トップは引き際を美しくしなければいけない。 |
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