2017年03月24日

彼岸過ぎ・桜一輪

 暑さ寒さも彼岸までというが、まだ風が冷たい。すっきりとした晴れが続かない中、桜を求めて歩いた。隣り街、座間市のかにが沢公園には桜の季節に必ず一、二度行くが今回はやはり早すぎた。一目瞭然でつぼみの状態だった。しかし、すべてのソメイヨシノの古木を見て廻ったところ、たった一輪だけが咲いているのを見つけた。他に見落としているのかもしれないが、何万とあるつぼみの中で一輪だけがそっと咲いていたのだ。ちょっとした「奇跡の出会い」だった。「君と出会うために一年待ったのさ」とか似合わない気障なセリフを言ってみたくなる。寒空の下、少しずつではあるが、春は着実にやってきている。(EOS 5D3)

 今さら嘆くにも値しない気持ちになっているが、森友学園の話題である。「100万円の寄付を受け取った、いや、渡していない。」「口利きがあった、忖度があった、いや、そんな事実はない。」などというバカげた話だ。誰かが嘘をついているか、全員が嘘をついているかのどちらかと思った方がいいのかもしれない。政治家やその家族、官僚、取り巻き記者など周辺の人々がいて、彼等を利用しようとするヤカラたちでごった返しているという構図だ。本当のことを語ることができる人間はひとりもいないのだろう。与党も野党も国政も地方もみな同じ穴のムジナだ。そんなムジナ連中とは縁のない一般ピープルは、わずかな稼ぎの中で税金を払い、不安だらけの将来を抱え、やっと生きている。これが「美しい国、ニッポン」なのか。もう限界なのだから、お引き取り願いたい。

やっと見つけた一輪の桜、ソメイヨシノ
座間市かにが沢公園にて

古木のソメイヨシノが多くある

ほんとにこれ一輪だ
嘘は言わない(笑)

ツバキの花の咲きかけ
県立座間谷戸山公園にて

タチツボスミレが楚々として咲いていた

一輪の 桜咲くのみ 遅き春