2017年05月19日

丘公園から元町へ

 ようやく出かけたくなるお天気になった。この季節は何といってもバラしかない。さまざまな品種があるのだろうが、ほとんど知らない。しかし、そのバリエーションがバラのある庭を表現豊かに私たちを楽しませてくれる。現在、横浜市では第33回全国都市緑化よこはまフェアが開催されているが、前回はチューリップの時期で今回はバラの出番であり、本命登場といったところだ。メインの会場は、山手町の「港の見える丘公園」だ。もともとからローズガーデンが知られていたが、よこはまフェアということで、さまざまなボリュームアップされた装飾が施され、港ヨコハマのおしゃれ感を増していた。
 国会では、私がのんびりと花や町並みを愛でている間に、「共謀罪」がらみの改正法案が衆議院の法務委員会で強行採決されてしまった。「共謀罪」については国民の大多数がまだよくわかっていない。いずれまた改めて書きたい。この日本が一体どうなっていくのか、同じようなシーンを何度も見せつけられていくうちに、感覚が麻痺して、「自分とは関係ない」と思ってしまうひとりの国民になるのが恐ろしい。すっかり平和ボケし、私たち日本国民は国家に飼いならされた家畜になっていくのかもしれない。いつでも屠殺され、肉にされるのを見えない檻の中で笑顔で待っているのを想像してしまう。
 美しく艶やかなバラやたくさんの花に囲まれた楽園とも思えるよこはまフェアの会場には多くの人々が幸せそうに、私同様に写真を撮ったり、写生したりしている。この幸せな感覚を本物として維持していくことは、国民一人ひとりが覚悟を決めて、「NO!」を言う必要がある。これまで何度もチャンスを逸してきた。次はもうほんとの最後となるだろう。横浜では、いい気分で撮影し、街歩きして、帰宅したのに台無しになった気持ちだ。(EOS 5D3)

バラの花を浮かべた水鉢が印象的だ

ローズガーデン改め、「イングリッシュローズガーデンの庭」のシンボルのあずまやもつるバラがいいアクセントだ

深紅のバラはときめきを覚える

黄色系統もいい

もう真夏の日差しが眩しい

散ったバラの花びらも何だかゴージャスだ

イギリス館が見える場所にはイングリッシュローズがいい

八重の花は重そうだが貫禄がある

植え込みの向こうに

花びらがこれだけ複雑になってくると別の植物のようだ

こういうシンプルな巻きが好きだ

イギリス館の庭にはバラや多くの花で覆われている

こういう上品さがいい

こちらは「香りの庭」
向こうに大佛次郎記念館が見える

バラのゲートからは確かに香ってくる

バラづくしは悪い気はしない

展望台付近の広場は「ハンギングバスケットの丘」の目玉として、
山手西洋館7館のミニチュアが出現した

これはイギリス館だ
建物に合わせて植物を見事にマッチさせている
向こう側は外交官の家だ

右からエリスマン邸、ベーリック・ホール、左には外交官の家も見える

私の好きなブラフ18番館

ベーリック・ホール前の植え込みなど本物より素晴らしい?

外交官の家は手前にイタリア庭園を再現されていないが、
全館の統一感があっていい

イギリス館の隣りにある111番館だ

そして最後は234番館
これらを見ているだけでも飽きが来ない

「ハンギングバスケットの丘」とされたのは、
これらが100基以上あるからだ

横浜ベイブリッジとともに

再び大佛次郎記念館とともに

ちょっとくどいが大佛次郎とともに
半円形の建物デザインとマッチしやすい

その大佛次郎記念館にいる猫

さて、こちらのバラともお別れである

111番館横のフウリンソウが賑やかだ

111番館の台所付近

同じくダイニングルームにて

イギリス館入り口の方からベイブリッジを臨む

昼食のため、車を移動させ元町方面に行った
いつも見かけるカフェの扉がいい

通りの奥に美容院の看板だろう、が見えた

ちょっとしたウィンドウのレイアウトが洒落ている

サンドイッチ屋さんもこうなるとおしゃれだが、おじさんには無理だ

店舗なのか自宅なのかわからないが、いい感じだ

こんなアメリカン・ポップも面白い

一本裏の通りに入るとまた新たな世界がある

ちょっと古びてきた感じも味わいになっている

こんな階段があり、脇にカフェがある

こんなところに!と思うところに和食のお店があった

元町から山手町に戻る坂道に古いレンガ造りの建物があった
何とこの奥にはプールがある「元町公園水泳場事務所」だ

元町公園からマリンタワーが遠慮がちに見えた

坂道を 下り上りて 滝の汗
山手から 元町めぐり 夏日にて