2017年05月26日

雨上がり

 まだ梅雨入りしたとは聞いていないが、午前中はかなりの豪雨があり、昼過ぎにはほぼ上がった。これはもう再度バラ園に行くしかない。水滴の着いたバラを撮影する絶好の機会だ。マニアの中には霧吹きを持参して撮影する人もいるというが、いくら何でもそこまでやる気はしない。撮影結果は同じようであっても過度の演出は、野鳥をエサでおびき寄せるのと同様に禁じ手だ。ともかく、雨粒が落ちたり、蒸発しないうちに行くことにした。バラたちは豪雨の所為でほとんどが花を下に向けたり、多くの花びらを散らせており、とても無残な光景であった。かろうじて形を保っている花たちを撮ってみたのだった。明日からまた天気が回復しそうなので、残りの花の期間を見事に咲き通してもらえればと願っている。(EOS 5D3)

 森友学園問題のときからささやかれていたもうひとつの疑惑、加計学園問題が一気に沸騰してきた感じだ。「総理のご意向」の文言の入った文書を菅官房長官は怪文書だと否定していたが、前文科省事務次官が現役のときに見ていると、昨日記者発表したからだ。安倍総理がサミットで不在のときに菅さんは火消しに躍起になっている。想像だが、前事務次官は、加計学園の獣医学部創設の特区認可の段階で反対したのを天下り問題をこじつけて辞任させられたものとも思える。天下り問題は、公務員制度の抜本改革がなされていない中では、全省庁の問題であり、なぜ文科省に焦点が当てられたのか疑問だったが、そう考えれば納得できる。前事務次官の出会い系バーへの出入りをスクープした読売新聞の内容は、総理官邸からのリークとしか思えない記事であり、この新聞社は権力に身売りしたジャーナリズムからはほど遠い愚物になった。権力の長期化、衆参ともに与党系3分の2を超える議席がすべてを暴走させ、国家行政を私物化し、国民の個人の権利を圧迫していく戦後政治最悪の政権となってしまった。

花びらに近寄りすぎた感はあるが、水滴が自然の演出となる

小さな宝石をちりばめたように水滴を纏う

思うように水滴がついてくれないのも自然だ

どんよりとした空の下だからちょうどいい

表面張力が勝っている水滴があった

さまざまに水滴を抱えている

今日も花をありがとう

ヒルザキツキミソウも

水滴の向こうに他の花たちが見える

雨あがり 宝石まとい 花華やぐ