2017年06月28日

浄慶寺・柿生の紫陽花寺

 午前中は梅雨らしい雨がしとしとと降り続き、外出しても濡れるばかりだろうと諦めた。午後も梅雨空には違いないが、雨が落ちていないため出かけることにした。今回は、同じ県内だが、鎌倉ではない。小田急線の柿生駅から700メートル余りのところにある浄慶寺というお寺だ。
 川崎市麻生区上麻生にあり、最近よくテレビでも取り上げられるようになった川崎のアジサイ寺のひとつだ。隣り合って秋葉神社もあり、鎌倉の寺社の雰囲気に引けを取らない趣きがあり、初めての訪問で大いに気に入った。斜面にもアジサイが咲き、少し鎌倉の長谷寺の雰囲気もある。数多くのユーモラスな羅漢像などもあり、なかなか楽しめる。
 何しろ人が少ないのがいい。アジサイの花は、やや数も少なく終わりかけのも混じり、ベストではないが街なかにあって十分味わい深いお寺となっており、再訪の価値ありのところだと思った。ただ、やたらと蒸し暑く、頭や上半身を汗でびっしょりにさせ、帰宅後すぐにシャワーを浴びたのだった。モミジの季節もいいかもしれない。(EOS 5D3)

団子を喰らう羅漢さんがアジサイに囲まれていい雰囲気だ

参道の途中から鳥居の方は秋葉神社となる
いわゆる神仏習合の寺社なのだろう

浄慶寺側から入るとアジサイと羅漢さんたちが陽気に迎えてくれる

奥が本堂でアジサイの花道が続く

石灯籠や地蔵様もそこかしこにある

なかなか洒落た石畳だ

本堂があるのみのお寺で住職家族の住まいが背後にある

ちょっとした投げ入れ花がお寺の雰囲気を引き立てている

自然木をあしらった光悦寺垣がなかなか洒落ている

ここにも竹の網籠へ簡素に活けてあるのがいい

八重のガクアジサイの下に縁起のよい亀を抱く羅漢さん
以下、しばらく羅漢さん尽くしだ

蛙といっしょに誰に声を掛けているのだろう

うまそうに酒を呑んでいる
幸せだなぁ

人生は楽しくないといけないね

子どもがすがるお地蔵さん
花がやや枯れてきて淋しい

これは花札ではなくトランプでババヌキをしているな
目を凝らして「ババは引かないゾ」
「ふーん、どれだろうね」

貫禄たっぷりのおじいさん羅漢
何やら悪だくみでもしている?共謀罪該当!?

煙草が好きなんだね
煙管でこう吸わないと

何だ、ケータイじゃないか
羅漢さんも苔だらけになってまで電話するかい?

おお、これもケータイでメールでも打っているようだ

本好きなのか、嫌いなのか、寝ているのか

難しい巻物は眠くなるなあ

何とノートパソコンを前にネットサーフィンでもしているか
(後ピンでした(汗))

鮮やかな青のアジサイが
向こうには竹の子のような像が

竹の子地蔵?
それとも、かぐや姫の弟の「かぐや太郎」とでも

なんだかよくわからないときは、笑ってしまおう
人生はつらいけど、いつも笑っていようね

ヘボ将棋は勝ったり負けたり
王手だ! いや待った! 眠くなるような将棋だなあ
中学生藤井聡太くんの29連勝など、全く無理な話

人生いろいろ、羅漢さんもいろいろ

ありゃ、OBかな

おっと、仲間がいてくれました
という落ちで締めよう

地蔵堂脇にぽっと花が咲く

秋葉神社の鳥居をくぐって上がってきた
手水にアジサイを浮かべてあった

秋葉神社社殿
周囲にアジサイが咲き誇っている

すぐ近くに七福神の石像が祀られ、盛沢山だ

小高い秋葉神社脇から浄慶寺本堂を見る
ちょっと鎌倉長谷寺の風景に似ている

浄慶寺背後の斜面にはアジサイなどが植栽され、祠なども祀られている

雨後の斜面はかなりすべりやすくなっている

浄慶寺本堂屋根を臨む

浄慶寺本堂から秋葉神社を見上げる
斜面にさまざまなアジサイが咲く

門柱脇のアジサイ

汗だくの 坂の紫陽花 浄慶寺