2017年10月18日

束の間の晴れ間

 日本に秋晴れの日がなくなってしまったのではないか、と思わせる日々が続いた。食欲と同じように人のからだは、日光を浴びなくなると本能的にそれを求めていくような気がする。陽射しの少ない北欧の人々がむさぼるように裸になって日光浴する行動がわかるような気がした。日光浴は、ビタミンDや体内時計などを私たちのからだの中でうまく作用させるための不可欠なものということだ。
 ということで、朝から日光を浴び、青空を拝むべく、行動を開始した。といっても、雨の間にできなかった細々としたことをやっつけ、いつもの公園にカメラを持って出かけただけであったのだが、気分は爽快になった。しかし、午後になれば雲が増えていき、あの陽射しも青空もまたお預けとなってしまった。束の間だから愛おしいのかもしれないが、曇り空や雨空が何とも恨めしい限りである。またの清々しい青空を辛抱強く待つことにする。(EOS 5D3)

いつもの公園の木橋の上に少し雲はあるが、青空が広がった

古民家園も里の秋を迎えていた

柿が実をたわわにつけ、葉が赤く紅葉してきた

厚木基地からの米軍機が視野に入った

小学生が先生に引率され、青空のもと動き回っていた

落ち葉が斜めに立っている

クサギの実とガクが強烈なコントラストを放っていた

テーブルでうたた寝していたノラをからかうと、背を向けられた

ベンチの落ち葉は迫りくる寒さを予感させている

いっときの 青空いでて 雨はまた