2018年01月16日

穏やかな冬

 北陸や九州など日本海側は例年になく雪が多いと聞いているが、関東南部は寒い日もあるが比較的穏やかな日々が続いている。江戸から東京になり、政治や経済の中心地になってきたのは温暖な日本にあってさらに安定した気候に恵まれていることも大きな要素になっているのだろう。日本列島の中央に位置し、平地の海沿いで、雪が滅多に降らない、というのは大きなメリットだったはずだ。現在でも先人たちの先見の明に浴している。この相模の国も相模湾の海の幸にも恵まれ、アジやマダイ、シラスなど豊富で冬でも気候は温暖だ。雪で苦労されている方々には申し訳ないが、現在の地で生まれ育ち、暮らすことができていることに感謝するしかない。
 そんな温暖な冬の午後、いつもの公園を少し散歩した。木々は葉をすっかり落とし、イイギリの赤い実は鳥たちに食べ尽くされていた。かろうじて残った干からびた実をも食べようとしているツグミたちがいた。野鳥や野良猫たちは穏やかな地にあっても冬を生きのびるのは、至難のわざだろう。のんびりと彼らを写真に収めているのは私ぐらいのものだ。この状況にも感謝したいものだ。明日は阪神淡路大震災から23年が経過する。(EOS 5D3)

高い空に飛行機雲
荒井由実だったころの「ひこうき雲」を思い出す

毛並みのいいノラ?が大あくびをする

蒔かれたエサを夢中で啄む一羽のスズメ

キジバトが何だか気持ち良さそうに伸びをしているようだ

ツグミが残りもののイイギリの実を懸命に食べる

穏やかに 時のながれる 冬日向