2018年02月07日

寒中鳴鳥

 ひところほどの寒さではなくなったが、まだ十分に寒い日々が続いている。北陸福井では1000台以上の車が豪雪の中で30時間過ぎても立ち往生している。物流が途絶えれば、経済的にはもちろん人命にも大きな影響が出てくる。雪の多い地域の方には本当にお気の毒なことだ。
 こちら神奈川県央は寒いといっても先日の大雪はすっかり溶けてなくなっており、いつもの公園は雪解け後のややぬかるんだ小道があるくらいだ。久しぶりに一眼レフを担いで鳥でも探してみたのだった。今日は特に狙いをつけてはいなかったが、偶然にカワセミを直近で捉えることができた。さほど期待はしていなかっただけに、かなりうれしいものだ。将棋の藤井聡太くんではないが「僥倖としかいいようがない」である。その他にも何種類かの野鳥たちをカメラに収めることができた。
 寒さで身体が固くなっており、関節や筋肉がすぐに痛くなったり、疲労度が激しい。鳥の撮影はあまり身体を動かさず、じっとしていることが多いのでなおさらだ。もちろん、歳を重ねた結果でもあるわけだが・・・。(EOS 5D3)

カワセミは池に飛び込んで小魚を一発で仕留める
さすがKing Fisherだ

シジュウカラはエサが撒かれている井戸端の常連だ

ツグミが一羽、じっとして考えごとでもしているようだ

誰かが「カワセミだ!」と声に出したら目の前を飛んでいき、止まった

獲物の小魚を呑み込みにかかる
小魚の動きが止まるまで嘴で咥えたまま離さない

徐々に嘴の先から口元へと落とさないように移動させる

そして丸呑みする
カワセミにどれほどの味覚があるか知らぬが、「甘露、甘露」というところだろう

おっ、飛んだ!

大池のヒドリガモは盛んに水を浴び、羽ばたきをしている
汚れを落としたり、羽繕いをしているのだそうだ

コサギが舞った
サギソウとまったく同じ羽の広がりだ

葦のベッドは余程気持ちがいいのだろう
水浴びの後にどんどん集まってくる

最後にまたいつもの話の落ちのように金属の鳥でも
岩国へ移転が進んでいるとはいっても、横須賀が空母ロナルド・レーガンの母港だから飛んでくる

冬の鳥 くちばし凍る 我もまた