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今日は地元のいつもの公園、大和市ふれあいの森で桜を見届けに来た。今年の狙いは、桜と人工物などとの構図を考えていたため、この場所には満開のとき来られなかった。当然だが、今年はもうソメイヨシノは終盤のころで、公園の桜は半分以上を散らし、枝に残る花もまばらとなっている。どこかで風が起きれば、順繰りに伝わってきて、花を散らしていく。それでもまだ残る花たちももう間もなくだ。こんな状況を「春風残花」と四字熟語にしてみた。やはり、日本人はこの散華に心を囚われてやまない。
年年歳歳、同じ光景を見ながら、同じように、あるいは、もっと深く心に感じるものがあるのだろう。人は年をひとつ重ねるごとに、あと何回この花を見ることができるのだろうか、と思ってしまう。還暦をとうに過ぎ、その感慨は募るばかりだ。一方で来年はもっといい写真を撮りたい、という欲望もまだまだあるのだが・・・。(EOS
5D3) |
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チューリップがちょうど満開だが、桜は最後を迎えている |
引地川に舞い散った花筏がところどころに固まってしまっている |
幼子の 手を引きて見る 春の花 |
開き切ったチューリップには、もれなく桜の花びら入りだ |
こんな柄の花の方がいいかもしれない |
シャガはマイペースでいつもの時期に咲き出した
散ってなお 明日思うわれ 安けなし |
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