2018年04月20日

川崎のツツジ寺・等覚院

 電車に乗って撮影に行くのも久しぶりになった。各地ですでにツツジが見ごろとなっており、桜と同様に2週間は早く咲いている感じだろう。初めて訪れたのは、川崎市宮前区神木本町にある神木(しぼき)山長徳寺等覚院、ふつうは等覚院と呼ばれ、天台宗のお寺とのこと。田園都市線の溝の口駅から市営バスで10分で行く。市営バスは頻繁に往来しているのでとても便利。折しも今年最高の暑さを記録したようで、長袖のシャツをまくり上げる陽気となった。
 中心街からやや離れた場所で住宅街の少し奥まったところに突如として山門が現われ、ツツジの鮮やかな色彩が目に飛び込んでくる。本堂へ上がる階段脇の斜面にきれいに手入れされたツツジが華やかな手毬のように弾けている。好天に恵まれ、人出も次第に多くなり、すっかり鎌倉のようだ。地図で見ると、近くにバラで知られる生田緑地もあるのだが、さすがにバラはまだこれからだ。
 たまには初めてのところを訪問するのも刺激になっていい。まだ4月下旬なのに初夏の様相を呈する陽気で、この先の暑さが思いやられるが、新たな発見を求めていきたい。(EOS 5D3)

ツツジがこうして手入れされているとやはり美しい
(画像をクリックすると別タブで1920×1080の壁紙サイズになります)

山門手前のこれから咲くツツジの中に寺標がある
神木山等覚院(しぼくざんとうがくいん)という

山門には仁王像が奉納されているから仁王門となる

仁王門の天井に天女が描かれていた

仁王門をくぐれば、「総天然色」の世界が広がる、といった感想を抱く
上の建物は庫裡だろう

一部に枯山水の庭もあり、なかなかいい

緑の濃くなってきたカエデもアクセントになっている

階段を上ると本堂だ

上の方から仁王門を見る
すぐ向こうには市街地が広がっている

シャガも少し咲いていた

脇の坂道にもツツジが植栽されている

ここが川崎市とは思えない

坂道の斜面にも

日本の庭は美しいと改めて思う

ここ一点に絞っての訪問だった

つつじ寺 赤き手毬に 夏日来る