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今夜は、十五夜、中秋の名月である。はっきりしない天気が続く中で、雲間から何とか輝きを放っていた。以前にも書いたが、十五夜と満月の日が一致するとは限らない。今年は明日25日が満月だ。旧暦で毎月の15日の夜を十五夜というが、特に旧暦8月15日の月を中秋の名月、十五夜といっている。天文学的には実際の満月の日と1,2日ずれるのだそうで、おおむね旧暦15日が満月になる。ちなみに、2022年までの十五夜と満月の日を新暦で列挙してみよう。
2018年 十五夜 9月24日 満月 9月25日
2019年 十五夜 9月13日 満月 9月14日
2020年 十五夜10月01日 満月10月02日
2021年 十五夜 9月21日 満月 9月21日 一致
2022年 十五夜 9月10日 満月 9月10日 一致
ということになる。正確には満月という現象は、欠けた部分がない全くの丸い月は、一瞬しかなく、明日が満月だが、午前11時52分が満月となる。もちろん真昼間だから見えないから、明日の夜見る満月は、右側が欠け始めているはずだ。
などと風情もへったくれもない話だが、旧暦の世界と月や太陽、地球のこと、それに科学がいっしょに学べるというのもたまにはいいではないか。子どものころには、縁側に団子と一升瓶にススキを差して供えたものだった。そんな遠い日に想いを馳せるのも十五夜ならではある。(EOS
5D3) |
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