2019年06月04日

走り梅雨のころ

 まだ梅雨入りしたとは聞いていない。久しぶりにいつもの公園を訪ねた。梅雨の晴れ間のような蒸しっとした空の下、カメラを持って出歩くのも久しくなった。「でじかめダイアリー」はダイアリーでなく、マンスリーになりつつある(笑)。いつもと同じ場所で見るものも同じだが、時間を隔てて訪れると、ひとつひとつの風景や植物、生き物たちが新鮮に見えてくる。結局は過去と同じようなものしか撮れないのかもしれないが、心の中では小さな「ときめき」をいだいて被写体と接している。このささやかな感動を覚えることこそが長年写真をやっている支えのようなものだ。劇的な決定的瞬間を捉えたスクープ写真とか、誰の目にも留まるような芸術性の高い写真などとは、程遠いところにある日常的な私写真でいいのだと思う。たまに長い時間を歩くと足が痛むが、心地よい疲労と汗は、また写真を撮り続けたいという気持ちを再認識させてくれるのに十分だった。(EOS 5D3)

ガクアジサイを裏から見るのが好きだ

小さな世界で美しい形をつくっている

てまり型のアジサイも大きくなってきた
おや、中央に何か見える?

カタツムリが隠れていた

この季節、あちこちドクダミで覆われてしまい、嫌われるが私は好きだ

ハナショウブは今が盛りだろう

木道が菖蒲田に掛けられている

優美だが媚びない粋な姿だ

黒いバッタがいた
キリギリスの仲間らしい

アカバナユウゲショウもこの時期によく見る野の花だ
赤花夕化粧とは色っぽい名前だ

スイレンがひとつ咲いていた

近くの寺の塀をツタがびっしりと這っていた

こちらもすごい

赤く錆びたディーゼル機関があった

猫が出迎えてくれた
家猫のようだ

ヒルガオの中になにやらいた

バラがまだ残っていた

黄色系もなかなかきれいだ

ムラサキカタバミが群生して目を引く
アカバナユウゲショウもこれも外来種で要注意とされている

最後に東名高速大和トンネル付近に咲くアジサイでも

梅雨近し 汗をぬぐいて レンズ越し