2019年09月29日

庭の彼岸花

 妻の兄がひとり暮らしする家まで週5日は、妻とともに車で通って昼食や惣菜を届け、身の回りの世話をしている。要支援2で週2回ヘルパーさんが買い物や散歩の付き添いをしてくれるので助かる。かなり重症の糖尿病も落ち着きを見せ、検査値も下がってきており、安定してきた。白内障と網膜症は、手術とレーザー治療により何とか失明しないようになったが、視力は0.2から0.4で、治療はまだ続くがこれ以上は望めない。このため、車の免許はあきらめ、仕事用の車は手放し、駐車場も解約した。足腰がまだ弱いため、近所のコンビニやドラッグストアへ買い物に自力では行けない。宅配の弁当は、数カ所試したが、すぐに兄から不満が出て取りやめた。確かに、冷凍の弁当はうまくない。また、高齢者向けのため、まだ70歳前の兄には口が合わない。今日の昼食は、私が得意のマルちゃんの焼きそばである。3人前なので、ちょうどいい。野菜を3人分切っておき、兄の分だけ豚肉とともに炒め、麺を投入し、出来立てをタッパ(古いな)に入れて届ける。こんな生活が歩けるようになるまでか、完全に介護施設に入所するまで続くのだろう。
 今日、兄の家に行くと、狭い庭に咲き始めていた彼岸花が満開状態であった。妻によると、私と結婚する前までは咲いていなかったようだ。どこからか、種子が飛んで来たのだろうか。庭にはそんな植えた覚えのないユリや山椒など狭いところに色々育っている。この庭の草むしりがたいへんで、妻の仕事になっている。色彩のある花が咲くのは、やはり、少しは心を癒してくれるようで、うれしいものだ。
 ところで、まもなく10月1日から消費税が8パーセントから10パーセントに増税されるが、それなりに駆け込み需要があるようだ。私たちは、何も対策はしていない。いつもどおりに質素倹約に努めるばかりだ。金持ちが100万円単位の買い物をすれば、お得感があるかもしれないが、300円台の1セット12ロールのトイレットペーパーを100セット買ってもたかが知れている。キャッシュレスによるポイント還元も決済でスマホを使わないし、そのつもりもない。要は、無駄な買い物はしないに限るのだ。景気はどの道、世界的にリセッションを迎える段階だから、じっと台風が過ぎ去るのを待つだけだ。つましく、日々を大事にして生きるしかない。(RAIJIN)

隣りの家のブロック塀際に、彼岸花が咲いた

赤き花 覚えず咲きて 九月末