|
季節はご近所でも移ろっているのがよくわかる。今日の午後、久しぶりにフルサイズの一眼カメラを持ってご近所散歩に出かけた。蒸し暑くなった最近は、薄手の手作りマスクでもつけているのが億劫になる。人が見える範囲では装着するが、周囲に誰もいなければなるべく顎に掛けている。マスクはもうマナーの範囲となり、実効性は薄れている。
とにかく、暑くなってきたものだ。アジサイがあちこちの歩道の植込みや個人宅の庭から道路側に顔を出している。久々に一眼カメラを触ったことと、まだ慣れていないソニーのカメラということもあって、操作方法も忘れており、なかなか思うように撮れない。でも、こうして外に出て、カメラに触れられるだけも十分に幸せだ。
天安門事件から31年、中国は事件の存在すら国民に隠し、今まさしく、香港市民を弾圧し、完全に自由を奪いつつある。一方、自由の国アメリカでは、警官による黒人殺害に端を発し、大規模な抗議デモと暴動が起き、トランプ大統領は州兵まで使い、強制的に制圧しようとしている。
世界の2大国が、コロナに紛れて、力任せに市民を弾圧し、ねじ伏せようとしている。これでは、自由とか平等、民主主義からほど遠いところに行ってしまいそうである。この状況を他の国、特に日本は2つの大国と密接な関係を持っているのに、はっきりと「そんなことはやめろ」と主張をすべきところ、だんまりだ。経済関係を重視し、政治的な発言をしないのは、卑怯である。そうした主張をうまく伝えるのが外交だろう。
新型コロナウイルスが世界の人々の体はおろか、心までを蝕んでゆく状況は、暗い闇の世界しか未来には待っていないと悲観してしまう。世界が生まれ変わる気迫を持たなければ、今のコロナも次の災いからも逃れることができず、人類は結局、自滅していくだろう。アフターコロナは、何とか、希望の光を見出すきっかけがほしいものだ。(SONY
a7R3) |
|