2020年06月24日

コロナレンズ

 梅干しづくりは、現在、モミジソを投入して漬け込んでいる最中のため、ときどき覗くだけで作業はない。今月初めに申請した10万円のコロナ給付金がようやく振り込まれたため、さっそく経済還流のため?レンズ購入の資金に充てた。本命のレンズは、給付金では足が出るため、やや安いものに変更した。レンズはマクロレンズで、以前からマクロでクローズアップしての植物などの撮影が好きだったので、決定した。やや切れは悪いものの、それなりの役割は果たしているから妥当な買い物だと満足している。新型コロナウイルスのお蔭で買えたレンズだから、コロナレンズとしておこう。
 こうした無駄な消費も今は必要なのかもしれない。もちろん、ネットでの購入で非接触買い物だ。いつもの散歩で訪れる近くの公園までの往復の間に試し撮りをしたのだった。(SONY a7R3)

 さて、新型コロナウイルスの現在の状況だが、東京は本日も55人の感染者が確認された。うち20人は集団検査の結果で、他にクラスターも発生しているという。いずれにしても東京は常に新規感染者は増えているということだ。6月19日からは「県またぎ移動」が解禁され、東京や神奈川の観光地や人気スポットは人で溢れている。テレビでは、3月の花見のころのように、各地の賑わう様を放送し、また、「復興」を促すが如き、応援するワイドショーのコーナーがあったりする。これでは、感染者を拡散してください、と言っているようなものだ。
 日本は現在のところ、アメリカやブラジルのような爆発的感染はないものの、感染者は確実に増え、ウイルスをばらまいているのだ。ココアとかいう、ウイルス接触確認アプリも不完全だとわかり、6割のスマホ利用者が登録しないと大して役に立たないらしい。LINEでも6割強だというから、何の付加価値も面白味もなく、個人情報がどう悪用あるいはハッキングされるかもしれないアプリを入れる人間はそう多くはないだろう。このアプリが安全性と利便性が完璧であるなら、東京に在住している者、および他県から東京へ通勤、通学、観光に行く者にはインストールを積極的に進めればいい。韓国のようにスマホ情報を国家が追跡する個人情報保護を無視するやり方は不要だ。
 東京で実質的にウイルスの封じ込めが完了できれば、成果はあるかもしれない。しかし、不可能だろう。すでに、人々は勝手に動き回っている。東京から田舎にも帰省したり、もう、ほぼ以前と同じである。少し、違うのは、店舗も利用客も「新しい生活様式」をかなり意識して行動していることだろう。いろいろな原因が考えられているが日本は欧米に比べ、感染者、特に死者数が少ないことが、何か誇らし気に語られているのが気になる。現在のところの結果論であり、明確な医学的、科学的根拠は見いだせていない。
 世界は、今日現在で、感染者927万人余、死者47万人余だ。まもなく、1000万人の感染者、50万人の死者になろうとしており、グラフで見れば、右肩上がりのままである。「油断」は禁物である。わずかだが、海外からの訪問者もそれなりにおり、無症状で陰性であってもウイルスを持っている可能性もあり、今後、どう展開していくか、誰にもわかっていないのが、現実なのだ。少なくともあと3ヶ月ばかりで、世界的なウイルスの封じ込めが完了するとは思えない。
 つまり、10月に判断する、来年に延期された東京オリンピックの開催は不可能だという結論に至るしかない。早く、この現実を受け入れないと日本の景気はどん底に陥ることだろう。おっかなびっくり、手探りで営業している店舗も気の毒だが、厳しい現実しか予想されないことを常に念頭に置くべきだろう。一般庶民も引き続き、緊張感を持って行動しなければならない。そして、まもなく襲ってくるかもしれない、首都直下地震のことも忘れてはいけない。

コロナの給付金で購入したコロナレンズ
50mmf2.8のマクロレンズだ

タチアオイ
安易な日の丸構図が好きだ

これもタチアオイ

ガクアジサイもアップで
久しぶりなので、なかなかピントを合わせるのが厄介

ブルーサルビア

ネジバナ
地面近くだと膝と腰が辛く、ブレてしまう

木の皮が剥がれている様子が面白い

アジサイをふつうに撮ってみる

ヤマユリがもうまもなく咲きそうで、この先が楽しみだ

カエデの葉っぱの葉脈を撮ったが、ややピント外した

これは今盛りのアガパンサスの一部

こんな感じであちこちの公園や個人宅で咲いている

この縁の白いガクアジサイは初めてだった

黄色い百合(スカシユリ)が曇り空のもとで、目立っていた

忘れるな 油断したとき やってくる
あくまでも 正体不明 まだコロナ
梅雨空に ひとりさまよい もの想う