2020年07月22日

梅雨明け前・大暑

 このところ雨が降り続けることはないが、どんよりした空が広がっており、いつ降り出してもおかしくない天気だ。そんな中、散歩に出かける。とにかく蒸し暑い。近所の公園まで行って帰ってくるだけで、着ているものはすべてびっしょりになって、バテバテだ。自家製マスクも付けたり外したりで、熱中症にならぬよう気をつける。コロナと熱中症との戦いの夏だ。
 2週間前に咲いていたヤマユリはすでに散ってしまい、葉ばかりしか残っていない。道端ではところどころで、ヒマワリが咲き始めている。今日から二十四節気の大暑だ。一年で最も暑い日ということだが、暑さはこれからが本番だろう。昨日は、土用の丑の日だったが、うな重などをいただくほどの余裕はもうない。日常の食品類が値上がりしており、贅沢な食事は避け、体にいいものを食べるようにしている。うまいものは、体には毒なのだ、と言い聞かせて。(SONY a7R3)

 もはや、日本政府には何も期待できないことがはっきりしてきた。連日、新型コロナウイルスの感染者が加速度的に増加しており、緊急事態宣言解除後最多の感染者数を本日も各県で記録しているようだ。(東京都238人、大阪府121人、神奈川県68人、埼玉県52人、千葉県40人)そんな中でGo Toキャンペーン(観光・飲食・イベント)が始まった。Go Toトラベルでの東京都の発着を除くとか、キャンセル料を税金で払うとか、若者や団体は遠慮するようにとか、何の具体的な指針もなく、前倒しで始まってしまった。感染再拡大で予約のキャンセルが相次いでおり、旅行業者は大混乱のようだ。
 政府は、相変わらず、適時的確な判断ができず、迷走しており、「重症者は増えていない。感染防止対策をしっかりして、経済を回していく」としか繰り返さない。検査体制が具体的にいつからどのようになり、陽性者を完全に隔離して、感染拡大を防止する、という明確な対策が不透明のままだ。こんな状況で旅行に出かける人の感覚が私には理解できない。誰かが言っていたが、日本のコロナ対策は戦争当時の「ガダルカナルの失敗」と同じだという。戦力を小出しにして、その度に負けることを3回繰り返し、結局物量で勝るアメリカに負けるのだ。やるべきことは一気呵成にやり抜き、目的を達成すべきなのだ。そして、途中で作戦が過ちだと気づけば、即座に改める勇気ある決断も必要なのだが、今の日本政府の判断は全部が間違っている。間違っていると気づきつつも、改められず、地獄に向かって突っ走っている。
 重症者や死亡者数が今のこの時点では少ないかもしれないが、医療が逼迫しつつあり、1ヶ月以内には最悪の結論を見ることになるだろう。ド素人の私が1月下旬ごろからこれは大変なことになる、と想像していたとおりになり、月日を経るほどに予想どおりに悪化してきている。こんな状況を日本政府が理解していないわけがない。Go Toキャンペーンはこのタイミングで強行すれば、結局、誰のためにもならず、無駄に税金をドブに捨てる羽目になり、経済はさらに悪化し、感染者、重症者、死亡者も今後さらに拡大していくのは間違いなさそうだ。東大先端科学技術研究所の児玉龍彦名誉教授は「きょうの勢いでいったら、来月には目を覆うようなことになります」(17日)と強く警告した。もう、安倍さん、辞めてください、と祈るしかない。

小ぶりのヒマワリが咲き始めた

ヤブカンゾウが終わりのときを迎えている

ホタルブクロがひとつ残っていた

杉木立も夏草が目立ってきた

これは何の植物の実なのか

ヤマユリの群生地の花はすでに終了
右奥にひと株だけ咲いていた

アジサイもかなり色褪せてきたが、こんな状態も好きだ

褪せていく様も味わっていたい

痛めつけられたのか、生命力を感じる

植物は打たれ強い

きれいな葉があまりなかったが、木漏れ日がよかった

サルスベリも咲き出した
これはちょっと淡い色だ

これは面白い模様のようだ
カシワバアジサイの最後の姿だ

ここにもヒマワリのつぼみが・・・

道端に野生化した朝顔が咲いていた

今はオニユリが盛りのようだ

汗だくで 牛丼喰らう つゆだくで
散歩帰り これでもかと 汗かぶる