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7月はずっと雨続きであったが、8月1日に梅雨が明けてから、今度は晴れっぱなしである。そして、今日は最高気温が我が街でも36度を超えた。各地で今年最高の暑さとなり、猛暑日であった。最早、近所へ散歩するのも命がけである。窓やドアを開け放ち、空気を流していても室内が30度を超えてくると、エアコンを使わざるを得ない。ただでさえ、家にいる時間が長いコロナ禍にあって、体力が衰えてくる。録画したテレビ体操をやるのだが、冷房を利かせていても汗が出てくる。意を決して、近くのスーパーに飲みものなどを買いに行く。そして、汗だくになって帰ってくる。この繰り返しである。
夕方になり、西の空が焼けているのがわかったので、カメラを持って、マンションの高い外階段に出て、夕景を撮ってみた。蒸し暑いままなのだが、この夕焼けを見て少しは、心和んだのだった。(SONY
a7R3)
それにしても、心和まず、穏やかでないのは、新型コロナウイルスの感染拡大である。Go Toキャンペーンの前倒しが明らかに影響している。5月25日緊急事態宣言解除の日が底で、日本全体のその日の感染者数が20人であった。それが8月7日には、1595人までに膨れ上がった。8日から16日まではお盆休みに入り、帰省を自粛するよう東京都知事らが呼びかけており、今後どう推移するか、緊張する日々が続く。
政府は重症者は増えていないというが、7月10日の底の31人から8月9日には156人に達しており、感染者数の増加とともに確実に重傷者も増えており、医療が逼迫していくことが確定的だ。安倍首相が先日、久しぶりに記者会見を開いたが、何の目新しい発言もなく、形式的に終わったようだ。政府は国会も開かず、傍観し続け、なるようになるさ方式、ケセラセラだ。
医療現場と保健所はなすすべもなく、目の前の感染者の山を必死でさばいていくしかないのが現実だ。こんな国で我々庶民は、どう安心して暮らすことができるというのだろう。「先手、先手で・・・」「国民の安心・安全を守り・・・」と空念仏を唱えるニセ坊主のようなものだ。ちょっとアホっぽい大阪府知事の「イソジンがコロナに効果あり」などのエセ・リーダーの声に縋りついてしまう、情けない私を含む多くの国民が右往左往しているのだ。
次期の首相候補とされる人たちは、今この新型コロナウイルスの対策をどう考え、何を提案できるのか、すぐさま提示し、現政権をもっと揺さぶり、行動を起こしてもらいたい。それくらいしか、もう思いつかない。 |
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