2020年10月04日

秋らしく

 秋晴れのお天気というのが、なかなか実現しないのか、今日も曇りがちであった。それでも秋になっているのだな、と道端の植物などを眺めていると感じる。日曜日なので開園している近所の公園まで行ってみた。木道の途中で、とある木に目が留まった。幹から粉が吹いた跡があり、根元に粉が溜まっているのだ。先日のNHKニュースか何かで知らせていた「ナラ枯れ」のようだった。写真を撮っていると公園管理のおじさんが説明してくれた。この公園でも10本近くの樹齢80年ほどのカシの木などが犠牲になっているようだ。カシノナガキクイムシという虫が幹に穴を開けて入り込み、ナラ菌という菌が樹木に持ち込まれ、水の通りを妨げ、枯れさせてしまうのだそうだ。小さな自然も容赦なく、これも自然の摂理で淘汰が繰り返される。
 10月に入ったら、何となく秋の足音が早くなってきている気がする。案の定、トランプ大統領は、新型コロナウイルスに感染してしまった。あまりにもバカげている。世界をいいように引っかき回し、中国を締め上げながら、自分が締め上げられたようなものだ。もう十分に高齢者なので、重症化リスクは高い。自分がコロナに打ち勝てると信じているのだろうか。そんなことは誰も保証できないのだ。世界の笑い者になるのはいいが、世界の政治経済にダメージを与えてはならない。そうした深謀遠慮もないトップは速やかに引退してほしいものだ。なまじ、元気になるとロクなことにならないだろう。
 話は変わるが、不吉な予兆が頻繁に起きている。6月からの三浦半島から横浜にかけての異臭騒ぎである。つい最近も発生した。「薬品」や「プラスチック」などの臭いがしたという。関東大震災のときにも直前に異臭騒ぎがあったという。岩石が崩壊し、異臭が発生するということがあるようだ。相模トラフで大地震がいつ発生してもおかしくない状況になっている。何ができるかわからないが、非常用品等の確認や不足する物品の用意をしっかりしておきたいものだ。もちろん、杞憂に終わることを祈るのみだ。(SONY a7R3)

公園のところどころで彼岸花が咲いている

道端でコムラサキが実をつけていた

ジョロウグモが妖しい色彩で獲物を待っている

木道のある林はいつも静かだ

「ナラ枯れ」の被害にあった樹木
虫が穴を開けて出た木くずだ

蜘蛛の巣には得物より枯れ葉がかかる

タマスダレがそこかしこに咲いている

今年は彼岸花が遅い

近所の柿の畑では、すでに葉を落とし実が成っているが、
これは正常なのかよくわからない

秋らしい 穏やかなとき 続けたい