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新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言から2週間が経過した。ゆるい対応と心に届かないメッセージでは、2週間ではほぼ効果ゼロであった。横ばいがいいところである。やっと開かれた国会では、のんびりとした議論をしている。1年前には、感染対策の法律の制定・改正の議論をして成立しているべきことを、今頃始めているのだ。
中国の習近平来日や東京五輪開催を何とか実現しようと、感染対策が後手後手に回り、現在の変異種も含む感染大爆発に至っている。幸か不幸か、日本は第二次大戦後の新たな戦争に直接関わる危機に直面することがなく経済発展を謳歌してきた。これにより、真の緊急事態を想定した言わば「戦時体制」がまったく整備されずに過ごしてきた。人権を制限する措置や生物化学兵器に対処することを含むワクチンや治療薬の開発などがおろそかになっていたのだ。
もちろん、これまでの日本はそうあるべきであって、戦時体制など想定したくないのは当然のことだ。しかし、世界的パンデミックを引き起こす感染症は、地球温暖化に伴い、次々に新たなウイルスなどを生み出すことは、以前からも充分想定されたことは間違いないだろう。日本社会の超高齢化社会に向かって増大するの医療費など社会保障費を何とか削減するため、日本政府は「保険」でもある医療体制を切り崩し、軍事的防衛費を増大させてきたことも事実である。
しかし、外敵は、ミサイルでもなければ爆撃機でもなかった。目に見えないウイルスによって、国が崩壊させられようとしているのだ。深謀遠慮に立った実際に使える感染症対策にかかる法律等の制度と震災や台風と同様の日頃の訓練も必要になってくるだろう。この未だ正体のよくわからない新型コロナウイルスを軽く見る日本政府の態度がそこかしこに見えて仕方がない。この1年日本政府が、本気で取り組んで来なかったツケが今になって国民に大きく覆いかぶさってきているのだ。
まともな撮影に出かけなくなって久しい。自分の車も含め、交通手段を使っての撮影は極力避けている。痛む足で歩ける範囲の近所の散歩も花がないとつまらない。自宅からの空でも撮るしかない。夕焼けが日没の方角や晴天続きのため、なかなか撮れなくなっていた。ようやく、今日はちょっと撮る気になる空になっていた。何とかこの冬を乗り切り、少しでも前に進む気持ちになれる春を待ちたい。春よ来い、早く来い。(SONY a7R3) |
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