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東京などはすでに満開を迎えたソメイヨシノの開花状況だが、こちらではそれぞれの樹木にもよるが、まだ満開の手前であり、もうしばらく桜は楽しめそうである。もっとも、コロナ禍が続く今年も昨年に引き続き、遠征しての撮影は断念した。
車で20分ほどの隣り街の公園で人が少ないのを確認してさっさと見て帰ってくる。テレビ局は多少は抑制的ではあるが、各地の桜開花情報を流しているのは、明らかに「GoTo花見」に加担しているとしか思えない。中途半端な緊急事態宣言解除後のコロナ対策はほぼ確実に第4波を引き寄せてしまった。
そのうえ、GoToトラベルを再開する前までは県内旅行にクーポン合わせ1泊7000円を4月から国が補助するのだそうだ。実に馬鹿げている。旅行関係や飲食関係の業界の経営が逼迫して苦しいのはわかるが、感染対策に充分な投資をしないで、なぜ経済ばかりに目を奪われるのだろう。少なくとも私ら夫婦など旅行するつもりはなく、コロナが収束するまではじっとしているつもりだ。そんな私たちの税金を注ぎ込んで、コロナ自粛に飽きたお気楽な人々のいっときの娯楽のために、貴重な税金を捨てるように使うことには、納得できない。これではオリンピック開催直前には、感染爆発が確実に起きてしまうだろう。
ワクチン接種も1ヶ月あまり経過して、80万件足らずであり、効率的に接種できるはずの医療従事者までの段階でこんな状況だ。約1億1000万人の接種対象者を同じペースなら11年以上かかる計算になる。目論見としては、全国で週400万人ほどの接種を想定しているが、医師や看護師などの配置は困難が予想され、年内に接種を完了させるなどほぼ不可能な話だろう。
まして、ワクチンの供給は不確実なままであり、さらに変異株ウイルスによる接種効果も薄れつつある。感染再拡大により医療が再び逼迫してくれば、ワクチン接種もさらに遅れることになる。日本政府のやっていることは、ほぼ医学的・科学的根拠のない政治的判断のみで決定されており、「政府主導のコロナ災害」は数年先まで続くことだろう。
とにかく私たちは自衛するのみで、外出は極力控え、必要な買い物は短時間にまとめて人混みを避けて実行する。マスク、手洗い、うがいはかかさない。このわかりきったことを地道に繰り返し、コロナに感染しない努力を続けるしかない。そして、メンタルケアのための散歩など、気分転換は感染に充分注意して行う。電話やリモート画面で家族や友人と無駄話をするのもいいだろう。飽き飽きとしているが、ここは踏ん張るしかない。(SONY a7R3) |
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