|
明日は皆既月食になるという。以前にも撮影したことがあるが、身近な天体の月や太陽にいつもとは違う変化を見ることができるのは、少し幸せではある。今日はすっきりと暑い初夏の空が昼間広がった。少し歩けば汗ばむが気分は悪くない。湿気が少ないせいであろう。
世の中が新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置のもとにあることなど除けば、極めて平和な時間が流れている、と言いたいがそんなわけはないのが現実だ。昨年からの自分自身のホームページのコロナ関係に関するページを振り返っても、素人が思っていたことが正しかったということがほとんどだ。あまりにも日本政府はコロナを甘く見過ぎていたことがよくわかる。
アメリカはトランプ大統領時代に当初コロナを軽視していたが、製薬会社はいち早くワクチン開発を進めていた。アメリカの企業はピンチをチャンスに変えるのが得意だ。それも特大ホームランを打つのだ。ファイザーなど本来なら承認されない治験途中のワクチンを緊急承認され、バカ儲けしているはずだ。すべての社会現象や災害、戦争もビジネスの観点から捉えるアメリカらしい機敏な動きだ。日本は真似できない世界なのだ。また、真似する必要もないとも思う。イライラする日本政府の鈍重な対応は非難されるに値するが、金儲け一辺倒にに突き進むアメリカ社会よりは倫理的にはまともなのかもしれない。
日本という国土は、地震や津波、台風、火山噴火にさいなまれる自然災害との戦いに明け暮れる歴史があるため、失敗を繰り返しつつ、創意工夫を重ね、何とか知恵を出し合って生き延びてきたのだ。遠回りになるかもしれないし、金儲けはヘタかもしれないが、今回のコロナを新たな災害と位置付け、長い視点でこの国を守り続ける地道な解決策と発想を見出していくしかない。少なくとも政治家や企業家はそんな未来を見据えて絵を描いてほしい。(SONY
a7R3) |
|