2021年08月10日

梅を干す

 やや予定を繰り上げて梅を干すことにした。向こう1週間で今日、明日ぐらいしか晴天の日がないというのが一番だが、旧盆明けにはこの住まいであるマンションの大規模修繕が始まり、足場や覆いが施されるため、梅干しが不可能になるのだ。洗濯物も干せないため、5ヶ月ほど不自由することになる。その日程のことをすっかり忘れていたのだ。今回の梅はやはり皮が硬く、見た目はいいのだが今ひとつの出来栄えになりそうだ。その年の梅の育ち具合や出荷されるものによってダメな梅の混ざり具合もあり、漬けてみないとわからないことがあるのだと知った。とにかく、こんな単純な梅干し作りが完璧と思えるようにできたことがない。今回は梅酢を多めに保存してあるので、漬け戻して長期保存することになるだろう。一昨年の梅干しがわずかに残っているが、それが最も上質な梅干しになっており、2年は熟成させる必要があるかもしれない。たかが梅干し、されど梅干しなのだ。
 今日は猛暑で散歩も中止した。こんな真夏でもコロナの感染者数が増加し、医療が逼迫しつつある。2週間後にパラリンピックを開催するのは、あまりにも無謀な行為だろう。身体にハンディキャップのある選手や関係者が、デルタ株の蔓延する残暑が厳しい中で激しい競技を行うのは、ふつうに考えれば異常としか思えない。いくら鍛えられた人々とは言え、危険極まりないはずだ。オリンピック大会以上に中止すべきである。オリンピックが日本選手の金メダル獲得で予想以上に高評価を得ているが、菅首相の支持率は下がる一方であり、ここでまた何とか起死回生を図りたいところだろうが、墓穴を掘るのが関の山だ。人の心情は移ろいやすい。コロナ禍で鬱積したものを間接的にオリンピックで吐き出したはいいが、コロナは何も改善していない。菅さんの空気が読めない発言ばかりが目立ち、外出自粛など笛吹けど踊らず状態はこれからも続き、夏休み明けはこのまま学校が再開すれば感染大爆発は必定だ。一般接種のファイザーワクチンは9月以降でなければ次が来ない。職域分はモデルナの供給が足りず、また、自治体の不足分をアストラゼネカでその間をつなぐことができるのか、不透明だ。日本製の治療薬やワクチンが完成しなければこの先は闇のままであろう。2度目のワクチンを接種しても感染リスクもあり、今後の生活様式は変わらず、マスク、手洗い、外出自粛などして、とことん感染予防するしかない。まだまだ個人ができる感染対策を続けるだけだ。(SONY a7R3)


朝5時に起きて作業を始めた
風が強いが天気は最高だ

染まり具合は例年並みだ

夕方、やや乾燥して塩が噴いてきた

西の空だけ雲がありやや夕焼け空となった

梅干して 滴り落ちる 我が汗