2022年02月21日

寒風快晴

 今日はよく晴れ渡った。ただし、風が強く2月も下旬というのにまだ寒い。午前中の買い物のとき、ちらっと見えた大山丹沢連峰が雪をまぶしている姿が見えた。これは写真に撮っておきたいと、帰った後にカメラを持って開けている場所に行ってみた。しかし、ベストと思っていた場所では低層ではあるが大きな建物が建設中で丹沢連峰がすっきり眺めることができなかった。複数のクレーンがある様子など、これはこれでよかったのだが、撮りたいものが撮れないのは残念だ。自宅マンションに戻り、最上階の廊下から眺めるとひじょうによく見えたのでここで撮ることにした。
 富士山も頭だけ白く少し見える。春一番が吹いたかどうかは知らぬが、富士山の頂上付近は、強風で吹雪いているようで、とても南風ではなさそうだ。葛飾北斎の富嶽三十六景で赤富士は「凱風快晴」と題するが、この凱風は初夏に吹くあたたかい南風だ。とても今日の風は凱風ではない、まだ冬の風、寒風のままだ。頬が引きつるような寒風には、あたたかい春の訪れをさらに待ち遠しく思わせるばかりだ。
 昨日で北京冬季五輪という祭りも終わり、あとは厳しい現実が待っているのみだ。コロナの新規感染確認者数は日本では見かけ上減少傾向にあるが、検査がまともに行われていない現状ではこの数字を信じることはできない。死者数が2月15日からは平日200人を超える日が連続し、重症者数も1500人近くで高止まりしている。世の中も政府もコロナ慣れしてしまい、この異常な状況を大きな危機感を抱かずに甘受しているようだ。現在では小児の感染者も増加し、基礎疾患を持った高齢の感染者が次々に亡くなっている。経済復興に舵を切ってしまった感のある政府は、遅れたワクチン接種を進めてはいるが高齢者に対して手遅れとなってしまったことを後悔または反省しているようには見えない。昨年、アフリカでオミクロン株が確認された段階で積極的なブースター接種を実現させなかったツケが今はっきりとカタチになって現れている。やはり岸田さんにもこのコロナ対応は無理であったようだ。岸田政権で事態はますます悪化している。(SONY a7R3)


うっすらと雪が積もった丹沢連峰
これだけ積もるのは珍しい
中央に白く見えるのは富士山の頂上付近だ
(横長の16:9にトリミングした)


最初に撮った場所ではクレーンと鉄塔ばかり目立つ


大山も積もるのは滅多にない

風強し 阿夫利の山よ 春まだき