2022年03月10日

四寒三温

 すぐ近くの公園の河津桜が満開になった。ヒヨドリやメジロが花の蜜を吸いに来ており、久しぶりに鳥の撮影ができた。歩いて5分のところにも意外な撮影ポイントがあったのは新たな発見だ。暑さ寒さも彼岸までというが少し遠い。寒いのも嫌いな私にはまだ寒さの方が多く感じられ、三寒四温というより四寒三温くらいか。
 なかなか遠出しての桜の撮影もできない状況が続くが、無理をしないのがモットーだ。あらがうことができなければ、何ごとも受け入れ、ひらりとかわすぐらいしか対処できない。今、日本が戦っているのはロシアではなく、コロナが相手だということを忘れてはいけない。
 ウクライナの情勢は2週間経過し、日々悲惨な状況になりつつあり、停戦や終戦への糸口が見えない。日本は戦後77年間、戦争に直接巻き込まれ、戦場と化したことがない。突然爆撃を受けたウクライナの人々が、国を守るため、銃を持ち、命をかけて戦う姿勢を日本人はどう見るか、だ。国民の命をより多く救うため、戦いはやめ、降伏や逃亡を勧め、再起を図ればよいとする日本人評論家もいる。無駄に命を捨てるべきではないということだ。しかし、ゼレンスキー大統領はじめ多くのウクライナ国民は、国と国民を守るために徹底的に戦う意思を示している。それぞれの考え方を理解はできるが、正解はないのだろう。ロシアに占領されれば再起は不可能かもしれない。戦い続ければ、根絶やしにされるかもしれない。いずれにしてもこの戦争に平和な結末はない。ロシアが完全に諦め撤退することを想像したいが、西側が手を出せない状況では不可能だ。プーチンは精神異常で余命少ない不治の病気かもしれないが、この戦争をやり抜く強い意思を持っていることも確かであり、楽観はできない。絶望的な結末だけが待っているようだ。77年前の今日、日本が犯した侵略という罪により「東京大空襲」という無差別殺戮が仕返しとしてなされた。私の母も看護師として負傷者を治療しながら、何とか生き延びた。こんなことが繰り返されていいわけがない。(SONY a7R3)


寒さの残る中で暖か味のある色合いにほっとする


華やかな河津桜が満開だ


本当の春が来るのを待っている


ソメイヨシノとは違う桜もいいものだ


ヒヨドリと花をいっしょに撮るのも久しぶりだ


偶然撮れたトビモノも久しぶりだ


メジロも団体でやってきては蜜を吸う


得意の逆さ蜜吸いも見られた

メジロ来て 蜜吸う晴れ間 弥生午後