2022年06月12日

スコールと月

 比較的お天気のよかった今日、午後のほんの数分間激しい雨が降った。バケツをひっくり返したような、とは言うがそのとおりの雨であった。正味2分ほどではなかったか、雷は鳴ってはいたが雨はすぐに穏やかになり去っていった。熱帯地方のスコールそのものだ。ずっと以前シンガポールに旅行したとき、何度もこんなスコールに遭ったものだ。日本の子どものころの夕立はこんなに激しい雨にはならず、ざーっと降った雨によって土ぼこりと草いきれの匂いが立ち込めた記憶が鮮やかに蘇る。夜にはすっかり晴れ渡り、満月2日前の月がすっきりと輝いていた。この時期の天気予報はその日その時間の直前にならないと当てにならないのだとよくわかった。(SONY a7R3)


まさに、一天にわかに掻き曇りの様相であった


ふと気の抜けたように満月前の月が浮かんでいた

梅雨空は 気まぐれに雨 降らせ止む