2022年06月22日

夏至のころ

 昨日は夏至だった。まだ梅雨は明けてはいないが、むしむしとした暑さが増している。雨があがったのを見定めて少し散歩した。カメラを持って歩くほどではないので、またスマホで雨後の花たちを見に行った。近くの教会の植込みにあるアジサイにまだ雨粒が残っていた。もうアジサイも見納めだろう。雨を受けてやや息を吹き返しているが若々しさはもうない。そろそろ冷房の試運転でもするころか。(SH-M15)

 教会のフェンスには、今日公示となった参議院選挙のポスターが掲示されていた。まだ、少ししか貼られていないがすでに貼ってある候補者ほどカネや組織力が強いということだろう。
 一人あたりの国会議員の歳費、文書通信費(調査研究広報滞在費)は年間3400万円近くになる。結局文書通信費月額100万円は日割りにはならなかった。その他「立法事務費」というのが一人あたり月額65万円各会派に支給される。またまた別に「政党交付金」も支給される。ざっと計算してみたが、昨年の歳費、文書交通費、立法事務費、政党交付金は、613億9千万円以上になる。まだまだ優遇措置として、格安の議員宿舎、JRパスや航空券引換証、公設議員秘書3人分2500万円など膨大な費用が税金から支出されている。どうみても選挙活動しかしていない国会議員が多すぎるのではないか。また議案の採決の可否のボタンを押すだけに参加している議員がほとんどではないか、などと思う。
 国会議員も地方議員についても選挙以外の「評価制度」を設けるべきだと思う。現在の選挙制度では、一票を投じる以外にその議員や新規候補者の評価をする手立てがない。新聞がある程度アンケートなどして政策を問うたりしているが客観的ではない。民間会社の人事評価制度が当てはまるとは思わないが、この人物はこれまで何の成果を上げたかを客観的な物差しで確認したいものだ。
 でなければ、選挙でマイナスの投票ができる方法を取り入れる。A候補者に当選を願って投票するのは躊躇するが、B候補者は絶対に当選させたくない場合にマイナス1票を投じることができると面白い。棄権する有権者が減り、選挙が活気づくだろう。調べるとこうした考えはすでにあって、賛否両論あり「落選運動」のような行動が発生する可能性もあり、難しいのかもしれない。
 しかし、だんだん選挙に関心が薄れつつある若い人たちが諦めずに、選挙の投票日に意思表示することが大事なのだと気がついてほしい。国会議員らにかかる膨大な経費にも関心を払わなければ、未来の日本はさらに危うくなる。


雨粒の残る紫陽花ももう終わりか


小さな花壇にカンパニュラがあって水滴を湛えて愛らしい


近所の民家の紫陽花はまだみごろだった


参議院選挙公示日の今日
まだ、ポスターはまばらだ

雨浴びて 紫陽花光り 夏至る