2022年07月19日

一期一会の夕景

 何日かぶりで夕焼けを見ることができた。雨や曇りの多い戻り梅雨のようなはっきりしない天気が続くが、夕焼けであれば、この気温と湿度がちょうどいい。当たり前の話だが、毎回見る夕景は、その日限りで二度と見ることはない。同じような夕景は見ることはできても、同じ夕景を見ることはできない。明日が無限にありそうな若い時代には、今日の夕焼けを見られなかったことをさほど後悔はしないだろう。
 年齢を重ねるにつれ、夕焼けもそうだが、すべての体験、出来事が一期一会なのだと身に染みる。ひとつひとつの毎日の出来事が貴重なものだと感じてくる。だから後悔はしたくない。もちろん、毎日気を張って生きていくのでは疲れるが、そうではなく力を抜いた状態で当たり前の繰り返しの日常の中でほんのちょっと変化をつけて生きてみせるのがいいのかもしれない。他人からは何の変化もないが、それでいいのだ。自分が納得していればいい。心の中では毎日旅先にいて感動しているようなものだ。
 先日、テレビで80代を迎えるにあたり、50代から準備し、60代は生きがいではなく好きなことをして気楽に過ごし、70代は肉を食べるのがいいという精神科医の話があった。いろいろな医者がいろいろな説を述べるが、納得する部分もあれば、個人差があるから何とも言えない部分もあるだろうと思う。ヒントをもらうことはあっても、それを鵜呑みにして自分に無理に当てはめるほど馬鹿げたことはない。自分の頭で少しだけ考えればいい。
 コロナ、戦争、暗殺、気候変動、経済悪化などなど心に闇をもたらす出来事ばかりが続くが、今日の夕焼けがもっとも美しいと感じられれば、それでいいのではないか。(SONY a7R3)


なかなか濃い夕焼けになってきた


またもや、最上階外階段から約120度のパノラマ
縦位置で撮った8コマをつなげた


数分後には濃さを増し、闇も迫ってきた

夕焼けに 心捕られて 写真撮る
毎日が 一期一会の 旅先で