2022年08月29日

秋の気配

 ようやく秋の気配を感じる涼しい日だった。久しぶりにエアコンをつけずに一日を過ごした。しかし、散歩すればそれなりに汗を掻き、上半身に着ていたものはびっしょりになる。まだ快適に散歩できる季節ではないことは確かだ。
 世界では異常気象が頻発し、川が干上がり過去の遺物が現れ、一方で大洪水の被害が起きている。地球の温暖化が加速しているのは確かだろう。人類の活動による化石燃料の燃焼が原因で二酸化炭素を増加させ、地球温暖化の一因だとする、という説には基本的には賛成する。しかし、地球は10万年単位で氷期と間氷期を繰り返し、現在は間氷期であり、氷期に向かいつつある段階とも考えられている。この地球のサイクルの中で人類が化石燃料を燃やし始めて150年ほどである。この150年で特にこの50年で二酸化炭素の排出量が増えたことは間違いないだろう。しかし、これも46億年の地球という大きな生命体からすればわずかな影響であるとも言えるかもしれない。温暖化を遅らせ、異常気象などを食い止める人類の努力は必要だろうが、その人類のあがきとは関係なく、温暖化し、次は氷期に向かって地球は生きているのだという事実の検証も必要だ。持続可能な社会の実現というのは、欧米既存先進国の欺瞞による後発国、途上国との経済的覇権争いの道具にされていないのか、という疑問として最近は思うのだが・・・
 午後になって友人の訪問があった。ここ数年、自宅に生ったカボスをわざわざ我が家まで届けてくれるのだ。ありがたいことだ。今回はおまけにナスまでついていた。コロナ禍での玄関先の立ち話で終わってしまうのが残念だが、いつかじっくりと話したいものだ。カボスはまだ皮が硬いから時間がくるまで少し待つ。そのときは、焼酎と氷の中にギュッと絞って呑むのを楽しみにしておこう。(SONY a7R3,PowerShot G7X2)


実に形のいいきれいなカボスとナスだ


じっと見ていると太陽系のどこかの惑星か衛星にでもありそうな形と色だ


近所を散歩するとキバナコスモスが風に揺れていた


道端の歩道脇に猫じゃらしが秋色になりつつあった

友来たる カボスもらいて 風涼し
温暖化 人の思惑 見え隠れ