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午前中、買い物ついでに、久しぶりにある公園を訪れた。元は個人の屋敷であったが、生前に地元自治体へ土地や資金を寄付して、茶室のある公園に整備された。保育園の子どもたちが大勢来ていて賑やかだったが、去ってしまうと緑の空間は静寂につつまれた。昭和初期小田急が開通したころの中央林間地区は区画の大きな屋敷があったが、この公園はその名残のひとつだ。
ベンチに座ってひと休みしているとドングリの実がたくさん落ちているのに気がついた。まだ、緑色のままなので落ちて間もないのだろう。緑の森の小さな妖精のようだ。公園内には女性の像がふたつあったが、そのひとつは「緑の精」と名前が付けられていた。緑を愛した寄贈者の気持ちらしい。たまには、こんな静かな空間と時間があるのがいい。(PowerShot
G7X2) |
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