2022年09月10日

十五夜=満月

 今夜はいわゆる中秋の名月だ。十五夜は旧暦の毎月の15日である。月の満ち欠けによる満月が今年はたまたま十五夜と一致したが、一致しないことが多く、たいていは十五夜の翌日が満月だったりする。つまり、今回は十五夜=満月だが、多くは十五夜≠満月なのだ。
 ちなみに中秋とは、旧暦の秋が7月から9月までであり、8月はその真ん中だから中秋となったとのこと。中秋の名月は、旧暦8月15日の月に限定されるわけだ。そんなことはともかく、美しい満月を眺められるのは幸せなことだ。ほどよく雲もかかり、風情があっていい。
 しかし、世の中はダメな方向にどんどん向かっている気がする。政治家の言葉は、力を失い、不信感と苛立ちのみが国民に募っている。感情を爆発させにくい日本人の国民性は、大規模なデモに発展することもなく、コロナ、統一教会、国葬、値上げにもじっと耐えて忍ぶばかりなのか。限りなく、日本というブランドが「オワコン」になりつつあるようだ。(SONY a7R3)


雲の間に見え隠れしながら空にのぼってきた


雲の流れに合わせて変化する様子がいい


十五夜の満月よ、ありがとう

名月や 雲の合間に 顔を出し