2022年09月27日

稲荷の秋

 また買い物のついでに稲荷神社に寄ってみた。桜以外では見るものがないこの神社だが、デジ一眼で撮ってみた。短時間で狭い範囲でしか撮影できないため、好きなカットだけを撮った。ここはキツネの石像が多いので、やたら撮る。花崗岩で彫られた像は荒々しいが気持ちが引き締まるような感じがいい。
 9月も終わりで早くも桜の葉も紅葉して落葉しているものがある。今年もあと残すところ3ヶ月となってしまった。月日が飛ぶように流れていくが、自分自身は何も変わらないつもりが、世の中は大きく変化してしまったようだ。
 コロナは感染者数のいわゆる「全数把握」を止め、発生届が必要なのは高齢者や入院を要する人のみになった。今後、インフルエンザとともにコロナの次の波が来ても日々の状況は把握できないということだ。何となくこのコロナが終わってしまったか、あるいは何の問題もないような印象になるのが恐い。きちんとした医学的、科学的な説明が足りていないため、国民は中途半端で不安なまま冬を迎えようとしているのだ。
 安倍さんの「国葬」が反対の声の多い中で実施された。一般の献花に2万人以上が訪れたというのには驚いた。まさかここにも統一教会の動員がかかっていたわけはないだろうが、安倍さんが慕われていたことも確かだろう。ただ、この国葬が議論と手続きを尽くしての実施ではなかったことが、今後の岸田政権を危うくしていくものになる。亡くなった者は何もわからないが、あとに残った者が苦しんで生きていくしかない。岸田さんがこの国葬、統一教会、コロナ、物価高、そして、外交関係など山積する問題を国民にわかりやすく説明し、納得させられるか、そして日本の未来を切り開けるか、これから首相としての本当の仕事が始まる。(SONY a7R3) 


稲荷社のキツネが出迎えてくれる


きりっとした顔がいい


横顔もいいぞ


拝殿前にも神の使いがいる


まだ桜の葉が覆い茂っている


注連縄も好きだ


稲荷にちなんだものだろう


擬宝珠の脇にカメムシ?がいた


桜の葉がすでに紅葉していた


老木の桜もそろそろ寿命か


手水舎


のぼり旗が揺れる


帰り際の古い建物が目についた

たちまちに 秋風吹くや 稲荷かな
往く人や 賛否分かれし 国葬儀