2022年10月11日

神無月の夕景

 カメラを手にする機会も減っている。写真を撮りたい気持ちは続いているが、体調も環境も万全ではない。体調は足が痛むため、最近は杖をついて歩くことが多く、好きなようには散歩もできない。環境としては世の中がコロナから解放されたような雰囲気が漂い始めたことが、私にとっては危険信号に映る。
 特にコロナに関しては、国内では今日からGoToキャンペーンから「全国旅行支援」という地味な名前に変えた補助制度が始まり、また海外からの観光目的の入国者数の制限も撤廃され、3回ワクチン接種済か検査陰性で感染の疑いがなければ入国時検査なしになった。
 ということは今日から次の本格的な感染爆発のきっかけが始まるのだと、後ろ向きの私などは考えている。国内旅行やインバウンドなど観光で景気を底上げしようなどという発展途上国並みの国に日本は成り下がってしまったという証ではないだろうか。技術立国日本の片鱗も今は見えない日本の凋落ぶりを示すものだ。
 いずれにしても、私はこれまでどおりに外出するときはマスクを着用し、狭い範囲での買い物や散歩を続けるしかない。自分の身を守るのは結局自分の判断でしかない。結果的に取り越し苦労だとしても、自分で最善の策を講じるしかないのが、無能政府のもとにいる一般国民の生き残り策なのだと確信している。
 久々によく焼けた夕焼けに巡り会った。これだけ壮大に焼けるのも珍しい。パノラマにはしなかったが、周囲300度以上は焼けていたような見事さであった。(SONY a7R3)


最上階の通路から大山方面を見た
丹沢連峰がこれだけ夕焼けに包まれるのを初めて見た


自宅玄関から見た空も火事が発生しているようだった


最上階外階段から西北方面を見た
まだまだ右側、北東方面へも夕焼けは広がっていた


空の色が変化していくのはやはりワクワクする

空焼けて 心躍るは 神無月