2022年10月29日

秋・寸描

 久しぶりに午後のひととき市内の公園へ行ってみた。紅葉シーズンには当然まだ早いが、秋の訪れを感じたくて行ってみたのだった。移動は最近はコミバスだ。最寄りの駅近くにバス停があるため、そこまで歩くのがまずひと仕事になる。30分に1本のコミバスの運行に合わせての行動になる。自宅から車で行けば10分足らずだが、徒歩移動含め、コミバスだとあちこち迂回するのでなんだかんだ30分はかかる。そんな無駄も含め、移動時間を楽しみたい。
 今日は土曜日とあって公園内では親子連れもそこそこ来ている。小さな子どもたちがちょっと走り回ったり、水辺で遊ぶには充分な環境だろう。何もないがそれがいい。でも、秋の訪れは確実に来ており、細かく見ていけば秋が深まりつつあることを実感できるはずだ。
 相変わらず左膝の痛みがあるため、そろりそろりと狭い範囲をゆっくりと移動し、ミクロ的な目で秋を見つけていく。しかし、マクロレンズは持ち合わせなかったため、24-105mmの汎用レンズで何とか撮っていく。何か目新しいものはないかと探っていくうちに、午後の陽ざしも傾き始め、3時過ぎには人影もまばらになってくる。帰りのコミバスの時間のタイミングを見て撮影は切り上げる。今できる範囲で何とか楽しむ方法を見つけていく。諦めもせず、欲張りもせず、マイペースで自分の時間をこれからも過ごしていきたい。(SONY a7R3)


久しぶりに大池のある公園に来た
やや秋めいてきたのだろう


カエデの葉はまだまだ紅葉していないが、つい撮ってしまう


池の水の波紋が興味深い


そよ風で波立つ水面が西日で模様をつくる


木道と手摺りの支柱の影が印象に残った


まだ青いカエデが西日を浴びている


クサギの花が赤くなり実もつけている


小川の向こうに紅葉し始めの木々が反射している


古い切り株を見ると撮ってしまう


太い木の根本に新しい若木が生えてきた


野菊(ノコンギク)が楚々として咲いていた


ホトトギスが群生していたのには驚いた


エノコログサではないチカラシバの群生だ


ヒドリガモがやって来ていた


紅葉しかけの葉っぱを見かけた

公園の 秋も深まり 色づくか