2022年11月08日

皆既月食

 今日は皆既月食が見られる日だ。4年前の1月にも見られたから、そう珍しい現象ではない。それでもたまにしか見られないとなると撮りたくなる。残念ながら、望遠レンズは70-300mmしかなく、300mmで撮って部分的にトリミングして見かけの拡大写真にするしかない。最低400mmの望遠レンズは欲しいところだ。キヤノン時代のカメラ、レンズだともっとアップで撮れたが、売り払ってしまったので、今ではこの程度だ。
 撮影で注意すべき点は、月は常に動いている、ということだ。当たり前だが、地球の自転の速さをこういうときに実感する。シャッター速度を1秒よりも長くすると、ブレた写真になる。モニターを拡大表示させても、ブレがないかどうか老眼ではよくわからない。パソコンで拡大して初めてわかったりする。皆既月食前は、月が明るいので1秒より短い時間でシャッター対応できるが、皆既月食近くになるとシャッター速度を遅くするようになるが、1秒までが限度だとよくわかった。明るさ確保のため5秒以上露光したらブレブレになって、月も星も流れた画像になってしまった。以前撮影した経験値のことなどすっかり忘れていたのだ。絞りとISO感度で調整するしかない。
 次回は2025年9月に皆既月食が見られる。機材や撮影方法をよくチェックして臨みたい。もっとも、元気で写真なんぞ撮っていられるかどうか不安ではあるが、これを励みにもっと心身ともに健康な体になっておきたいものだ。(SONY a7R3)


午後7時35分ごろ、皆既月食になって10分あまり経っている


午後5時16分
東の空から満月が顔を出した
低い位置なのでまだ淡いオレンジ色だ


午後6時17分
欠け始めて、数分が経った


午後6時34分
みるみると地球の影が覆っていく


午後6時39分
影になっている部分も露光時間によって見える


午後7時9分、皆既月食少し前
星もよく写るようになったが2秒間の露出で少しブレた


午後5時過ぎ
西の空はやや焼けていた

月食の 宵になお酔い 酒を汲み
皆既の夜 心躍りて 酒を干し