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買い物ついでにようやく初詣をした。ときどき行くスーパーの近くにある稲荷神社だ。春には桜の花で覆われるこの神社も今は素通しで冬の寒々とした境内になっている。妻とともにまず神社に参拝して買い物に行った。ご近所の方らしい人が入れ替わり参拝に来ている。地元の慣れ親しんだ神社なのだろう。通りすがりにお参りする日常があって日本の風景らしくていい。
周辺をちょっと散歩してみると年末で閉店した酒屋兼八百屋さんが目についた。下ろされたままのシャッターに閉店を知らせる貼り紙がしてあった。その貼り紙に手書きでお得意さんだろうか、礼を述べる言葉が添えられていた。何だかいい感じだ。義母が入所していた施設に野菜を届けてくれた。いつもおまけで何かをつけてくれたという。当たり前だった日常の風景からひとつ姿を消すことになったのだ。近くの梅畑の蕾は固く春の知らせが届くのは、まだまだ先なのだろうか。帰り、別のスーパーでスイセンを買ったので、家で撮影してみた。寒さはまだ続きそうだが、少しだけ春を感じたかった。(SONY
a7R3) |
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稲荷神社には地域の人々がふつうに参拝する
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イケメンのキツネも健在だ
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透き通る午前の青空がいい
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暮れに閉店した酒屋兼八百屋さん
自家製のたくあんや梅干しなども売っていた
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こうした貼り紙を見る機会が増えた
昭和がさらに遠のいていく
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まだ枝ばかりの梅畑
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固い小さな花芽が春はまだ先だよと伝えている
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ニホンスイセンが好きだ
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小さな花を楚々として咲かせる
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マクロでアップしたがやめた方がよさそうだ
正月や 遅れ遅れの 初詣
ひとつまた 店閉まりては 昭和去り 水仙の 香り漂う 窓辺かな
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